中国の南寧で開催中の体操の世界選手権は、昨日が男子個人総合決勝。ロンドン五輪金メダリストの内村航平選手が、6種目合計91.965点で自身の史上最多記録を塗り替える5連覇を成し遂げました。予選トップで通過した内村選手は全種目でただ一人高得点の15点台を連発する、総合力の高さを見せ、2位のマックス・ウィットロックに1.492点の差をつけましたがそれでも、「まだまだ」とコメント。田中佑典選手も90.449点で3位に入り、3大会連続で日本選手2人が表彰台に立ちました。
アメリカ男子ツアーの14〜15年シーズンの開幕戦、フライズコム・オープンはきのうカリフォルニア州ナパのシルベラードリゾートで開幕しました。 日本の松山英樹選手はインからスタートし、前半は12番でボギーを叩いたものの、17と18番で連続バーディー。アウトでも最終ホールでバーディーとして、70の2アンダーでホールアウトしました。石川遼選手も71の1アンダーでした。
北米プロアイスホッケー、NHLの14–15年シーズンが、各地で開幕しました。昨シーズンにスタンリー・カップで優勝した、西カンファレンスのロサンゼルス・キングズはサンノゼ・シャークスに0–4で敗退です。第2ピリオドに3失点と崩れ、それが響きました。バンクーバー・カナックスはカルガリー・フレームスに勝利しています。また東カンファレンスでは、ボストン・ブルーインズがフィラデルフィア・フライヤーズに競り勝ち、モントリオール・カナディアンズは、トロント・メープルリーフスを下しました。
IOC(国際オリンピック委員会)が12月にまとめる中長期改革「五輪アジェンダ2020」。これについて、日本オリンピック委員会をはじめ、複数の各国オリンピック委員会が、実施競技選定の見直しについて、開催都市に競技の選択権を与えることを提案。きのう関係者の話として報道されています。
IOCはこの改革で、五輪の参加選手数の10,500人を維持した上で競技数上限28を撤廃する方針を打ち出しています。バッハ会長は「実施競技に柔軟性を持たせる一つの方法」として、競技選定で開催都市の意向を取り入れる考えに理解を示しました。
また20年東京五輪・パラリンピック組織委員会は、現在策定中の「大会ビジョン」の骨子を発表します。選手の意見を大会運営に反映させるため設置したアスリート委員会の会合も行われます。安倍晋三首相が議長を務め、各界の代表者175人で構成し、組織委員会の理事会に助言する顧問会議も開きます。
施設の建設などインフラ整備については、まだまだ課題が多い2020年の東京五輪・パラリンピックは、コンセプト会議がようやく始まる、という段階です。