ロンドンで9日の日曜日に開幕する男子テニスのATPツアー・ファイナル。シングルスで初出場する、世界ランキング5位の錦織圭選手は、大会会場のO2アリーナのハード・コートで調整しました。錦織選手の初戦は日本時間の日曜日夜で、対戦成績が過去4戦全敗の世界ランク6位、地元のアンディ・マリーが相手です。マイケル・チャン・コーチが見守る中、前回大会で課題に挙げたサーブのチェックにも入念に行いました。
日本ラグビー協会はきのう、ニュージーランドの先住民マオリ系の選手で構成されるマオリ・オールブラックスとの第2戦での日本代表登録メンバーを発表しました。明日秩父宮ラグビー場で行われる試合は、テストマッチ出場経験のない、プロップ稲垣、ナンバー8のマフィ、ウィングスリークォーターバックのヘスケスの3選手が先発メンバー入り。ジョーンズ・ヘッドコーチは21-61と大敗した第1戦からの巻き返しに向け「少し戦術を変えたい。ワールドカップのために新しい戦い方をしたい」とコメントです。
空手の世界選手権は、およそ140の国と地域から1,200人あまりの選手が参加してドイツのブレーメンで開幕。会場では2020年東京五輪での実施競技入りをアピールする署名活動が行われ、初めて障害者大会も同時開催されました。空手は五輪の競技入りのために、流派がまとまってスピード感を重視した、統一ルールで行われています。国際オリンピック委員会(IOC)は実施競技選定の見直しを進め、12月の臨時総会で改革案が承認されれば、日本発祥の新しい競技として追加される可能性があるとのことです。
フイギュアスケートのグランプリ・シリーズ第3戦中国大会は今日上海で開幕します。男子ではソチ・オリンピック金メダリストの羽生結弦選手が、今シーズンの初戦を前に、公式練習に臨みました。心配された腰痛はジュニア時代からの「古傷」で、「練習がきつくなったころに再発した」というコメントしました。練習量を抑え、はり治療を受けて本番にこぎ着けたようです。
ショパンの「バラード第1番」で滑るショート・プログラムの4回転トーループは、今シーズンから基礎点が1・1倍となる後半に組み込み、「オペラ座の怪人」を演じるフリーは前半にサルコーとトーループ、後半にトーループと計3度の4回転ジャンプを跳ぶ超高難度の構成にチャレンジします。「試合は好き、どれだけできるか楽しみ」と若きエースの頼もしいコメントが聞かれました。
また女子は鈴木明子選手が引退、浅田真央選手は休養中。今日二十歳を迎えた村上佳菜子選手が今シーズンを引っ張ります。「困ったときも2人の先輩に相談しているし、一緒の試合に出ることないと考えるとさみしいですけど、心強い」とコメント。今シーズンはショート・プログラムとフリーで羽生選手と同じ「オペラ座の怪人」を選曲。男役、女役を演じ分け、新しい境地を開くことになります。