2014/11/14 ディエゴ・シメオネの言葉

今朝はディエゴ・シメオネをピックアップ!

元アルゼンチン代表、現在は、アトレティコ・マドリードの監督!去年、アトレティコを18年ぶりにリーグ優勝に導いたディエゴ・シメオネ!リーガ・エスパニョーラは、バルセロナとレアル・マドリードが圧倒的な2強としてずっと君臨していたんですが、その2強を止めたのが、アトレティコ!そしてシメオネ監督だったんです!

強面ですよね。
現役時代は、守備的ミッドフィールダーとして、相手チームに、まさに、にらみをきかせました。1998 FIFAワールドカップ フランス。初出場した日本の初戦。トゥールーズでの、アルゼンチン戦。日本がバティストゥータのゴールで0–1と敗れた試合、アルゼンチンのキャプテンマークをつけていたのが、ディエゴ・シメオネ、でした。

そして、この大会、シメオネにさらに注目が集まることになったのが決勝トーナメント1回戦、アルゼンチン vs イングランド。結果は、延長でも決着がつかず PK戦の末、イングランドが敗退するんですが、この試合、後半開始早々、シメオネに後ろから倒されたデビッド・ベッカムが、倒れたあと、シメオネを蹴ってしまいます。ベッカム、レッドカード、退場。アルゼンチンが勝ち進むことになりました。

そんなディエゴ・シメオネ、2006年に現役を引退したあとは指導者としての道を歩んできました。いくつかのクラブで指揮をとったあと、2011年の終わり、自身も長く所属したスペインのアトレティコ・マドリードから監督のオファーがあり、シメオネは快諾!

就任後、チーム改革を始めます。
まずは、とにかく守備!それまでディフェンスをほとんどしなかった攻撃陣にも守る意識を持たせることで失点が激減しました。そうなると、フォワードには、ファルカオとジエゴ・コスタ、という今やマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーで活躍する超強力2トップがいたわけで、2011–2012シーズンのUEFAヨーロッパリーグ優勝につづいて2012–2013シーズンは、リーグ戦3位。さらに、カップ戦、「コパ・デル・レイ」でレアル・マドリードを下して優勝!そして、2013–2014シーズン、ファルカオはモナコへ移籍してしまいましたが、バルセロナからダビド・ビジャが加入。ビジャとジエゴ・コスタの2トップ、そして、シメオネの魂を注入されたディフェンスでバルセロナ、レアル・マドリードの2強と熾烈な優勝争いを展開しました!首位で迎えた最終節、アウェイでの 2位バルセロナ戦で引き分けて、18年ぶりのリーグ制覇!さらに、チャンピオンズリーグでは、決勝に進出し、レアル・マドリードに惜しくも敗れましたが、準優勝!

当然、大きなプレッシャーのかかる場面もあったと思うんですが、どうやってチームを導いたかというと、ひとつ、魔法の言葉があって、それは、

一試合、一試合

例えば、来週はチャンピオンズリーグの試合があるからとか、
ダービーがあるからとか、先を見るのではなく、目の前の試合に勝つ!
成績はその積み重ねだ!これを徹底したんだそうです。

シメオネ監督、現役時代から、「チョロ」という愛称で呼ばれているんですが去年は、アトレティコの大躍進によって、「シメオネ主義」を意味する、「チョリスモ」という言葉がスペインの流行語にもなったそうです。

圧倒的な戦力を誇るバルセロナとレアル・マドリードをあっと言わせた、チョリスモ!
シメオネ主義を代表する言葉を最後にご紹介します。

信じられるのは、運ではなく、努力だ


ちなみに、95–96シーズンのリーグ優勝の際、選手としてチームに貢献したのは、チョロ!こと、ディエゴ・シメオネでした。