ハワイのオアフ島の北側にある、ノースショア。
押し寄せるビッグウェーブを眺めて、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。テイクアウトの朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
ワイキキからクルマで1時間あまりのノースショア。ワイメア、エフカイ、ハイレワなどなど、10キロメートル以上続く海岸線のビーチでは、今の時期世界的なサーフィン大会が開かれます。巨大な波は時として10メートルにも達しますが、プロサーファーなどの上級者は、果敢にビッグウェーブへ立ち向かい、超人的なテクニックを披露します。サーフィン・ブームがはじまった1950年代から、世界中のサーファーがチャレンジし続ける伝説の場所。のんびりと海水浴で過ごすビーチとはひと味違う、アグレッシブなビーチが冬のノースショアです。
移民が多いハワイでは、さまざまな食文化がミックスされてオリジナルのローカルフードが定着しました。
そのひとつが、「マナプア」です。
19世紀に中国からの移民がパンの中にチャーシューを入れて屋台で売ったところ、地元の人々の評判となり、定着しました。蒸した「スティームド・マナプア」は、白くて「中華まん」のよう。
焼いた「ベイクト・マナプア」は「あんぱん」のように表面はこんがり。コンビニでも売られている、とてもポピュラーな食べ物ですが、「マナプア」専門店では、具材のバリエーションが豊富です。ちょっと甘めのピンク色のチャーシューが基本の具材で、他にはポルトガルソーセージ、カレーチキン、ハムとチーズ、スイートポテト、黒砂糖で甘みをつけた小豆のあんなど、おやつに近い感覚で食べることが多いとか。
キャラメルの香りがするコーヒーと一緒にどうぞ。
地元のロコ達はダース入りのボックスでいろんな種類を注文。
パッケージを差し入れなどの手土産にするそうです。