アジアカップがオーストラリアで開催中ということで、オーストラリア代表、ティム・ケーヒルをピックアップ!
日本にとってはまさに天敵。日本戦、8試合で5得点。
最悪だったのは、2006年のワールドカップ ドイツ大会。
忘れられないですよね。
グループステージの初戦、日本は、中村俊輔選手のゴールで先制して、終盤までリードを保ったんですが、ケーヒルが84分に同点ゴール。さらに89分にもケーヒルがゴール。さらにアディショナルタイムにアロイージという選手に決められて、1–3で逆転負け。ケーヒルの、ゴールした後、コーナーフラッグにパンチするあのポーズ……悔しかったです。
そんなケーヒル、キャリアを振り返りますと、シドニーでプレーした後、1997年にイギリスに渡ります。当時3部のミルウォールというクラブに加入。ここでエースとして活躍。2003–2004シーズンにはイングランドのカップ戦、FAカップで、ミルウォールを決勝にまで導きました。これは、プレミアリーグがスタートして以来、下部リーグのチームとしは初のFAカップ決勝進出だったそうです。
ケーヒルはこの活躍で注目を集め、2004年にイングランド・プレミアリーグのエヴァートンに移籍します。
ケーヒルは、移籍したシーズンにいきなり13得点!
チームも4位に入って、チャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。
ケーヒルは、この2004年に代表デビュー。
ドイツワールドカップのオセアニア予選で得点王!
そして、先ほどお話した本大会の初戦、日本戦。ケーヒルは、後半途中からの出場で2得点。オーストラリア代表は、これで勢いに乗ってベスト16に進出しました。ちなみに、ワールドカップ 南アフリカ大会の最終予選でも日本はケーヒルに2点を決められました。
本当に得点感覚が優れているケーヒル。
2014年のFIFAワールドカップ ブラジルでも、すごいゴールを決めました。
グループステージのオランダ戦。
味方からのロングボールを左足でダイレクトボレー! センターサークルから少しの場所からのボールをボレーで叩き込む!このゴール、年間ベストゴールを表彰するFIFAのプスカシュ賞にもノミネートされましたし、元ブラジル代表のロナウドは、「あのスーパーボレーこそが大会ベストゴールだ」とコメントしたそうです。
そんなケーヒルの言葉を最後にご紹介しましょう。
僕は、自分の体が動かなくなるまで代表でプレーしたい。
国際試合に参加したいのも、もちろんだけど、アジアのサッカーをみんなに知ってもらいたいんだ。
アジアカップに参加している選手のこと。
それからアジアの国々の素晴らしさを知って欲しいと思っている。