テニスの全豪オープンは昨日11日目がメルボルンで行われ、女子シングルス準決勝で第1シードのセリーナ・ウィリアムズと第2シードのマリア・シャラポワが勝ち残り、明日の決勝で対戦することになりました。また男子は第6シードのアンディ・マリーがチェコのトマーシュ・ベルディハに逆転勝ちし、2年ぶりに決勝進出です。今日行われるもう一つの準決勝、ノヴァク・ジョコビッチとスタニスラス・ワウリンカの勝者と、日曜日の決勝で対戦する予定です。車いすの部は、シングルス準決勝で男子第1シードの国枝慎吾選手と、女子第1シードの上地結衣選手が勝ち、明日の決勝に進みました。
国際バスケットボール連盟(FIBA)は昨日、無期限の国際試合出場停止処分を科している日本協会改革を主導するタスクフォースを東京都内で発表しました。FIBAのワイス財務部長とともにチェアマンを務めることになった、日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問は、リオデジャネイロ五輪の予選出場を見据えた6月の処分解除に向け、最大のテーマである男子のナショナルリーグとbjリーグの統合を掲げ、「改革のために全力をささげたい」とコメントしました。
イラン・バレーボール連盟は、7月末から首都テヘランで開催される男子アジア選手権で、外国人女性の試合観戦を認めると発表しました。イランでは女性が競技場でスポーツ観戦することは、多くの場合イスラム教の見解で禁止され、去年6月には試合観戦しようとした女性が拘束され実刑判決を受けています。このため国際バレーボール連盟は、女性の試合観戦を禁じる限り、イランが国際試合を主催することを禁じる方針を示していました。とはいえ観戦が認められたのは外国人女性で、イラン人女性は引き続き観戦できません。
いよいよ日本時間の来週月曜日の朝、プロ・アメリカンフットボールNFLの、2014年シーズン王者決定戦、第49回スーパーボウルがアリゾナ州グレンデールで行われます。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)は連覇を狙うシアトル・シーホークス、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)は3年ぶりのニューイングランド・ペイトリオッツが出場。これはある種因縁の対決といえそうです。
まずシーホークスのヘッドコーチ、ピート・キャロルは1997年から1999年まで、ペイトリオッツのヘッドコーチでした。2年連続でプレーオフまで進出を果たしたものの、3年目のシーズン終了後に解雇されました。去年はシーホークスを優勝に導き、今年は連覇がかかるだけでなく、決して負けたくはないリベンジがかかっています。チームはエースQBラッセル・ウィルソンが3年目で、全体に若手中心ですが、リーグ1位という鉄壁の強力守備陣を誇っています。
またペイトリオッツは2001年シーズンの初優勝以降3回の優勝を誇りますが、ここ10年優勝には手が届きそうでいて惜敗。チームを率いてきたビル・ベリチック・ヘッドコーチと15年目で37歳のベテランQBトム・ブレイディにとっては今年こそ、の思いのようです。ペイトリオッツの武器はパス攻撃。シーホークスのブロックをいかに崩すかがポイントとなりそうです。
全米最大のイベントだけあって、会場警備も厳重です。観客の会場内への持ち込み手荷物は透明なビニール袋や冷凍用バックなどに限られ、ドローンと呼ばれる小型の無人飛行機で上空から撮影は連邦航空局が禁止する通達を出しました。
中継だけでしか流れないテレビCMは全米の注目の的ですが、中継の間に見ながら食べる鶏の手羽先の消費量は、全米で12億5千万本と National Chicken Council は予想しています。