ラグビーのトップリーグ、ワイルドナイツはきのう、プロップの稲垣啓太選手が世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」、オーストラリアのレベルズに入団すると発表しました。日本選手権での試合がまだあるため、チームへの合流は国内シーズン終了後となります。稲垣選手は昨年日本代表に初めて選出され、国代表同士の試合出場経験が2回。「厳しい環境に身を置くことで自分を高めたい。成長した姿をお見せできるように頑張る」とコメントしました。
ユニバーシアード冬季大会はきのう、スペインのグラナダで12日目が行われ、1次リーグが始まったカーリングで、男女の日本代表は明暗が分かれました。男子はスペインに13-3で快勝。女子はスイスとの初戦に3-10で完敗しました。1次リーグは男女とも10チームによる1回戦総当たりで、上位4チームが準決勝に進出します。
2020年東京五輪の準備状況を確認するIOC(国際オリンピック委員会)と大会組織委員会などによる事務折衝がきのう終了。IOCのコーツ調整委員長は開催都市提案による追加種目をリオデジャネイロ五輪の際に開く、来年8月のIOC総会で決める方針を明らかにしました。コーツ委員長によると、追加種目は今年4月末までに選定の評価基準を定め、日本の組織委員会からの提案期限を今年9月としました。その後IOCのプログラム委員会などを経て議論する予定で、「皆さんに注目されているので透明性が必要」とコメントしています。
日本卓球協会はきのう、「自称イスラム国( ISIL)」による日本人人質事件を受けて、来週から中東で開催されるクウェート・オープンとカタール・オープンへの選手派遣を中止すると発表しました。女子は1月の全日本選手権でシングルスなど3冠を達成した石川佳純選手や福原愛選手、男子は水谷隼選手など合計33人が出場する予定でした。派遣中止となった2つの大会は両方とも国際卓球連盟が認定するワールドツアーで、クウェート・オープンは11日から、カタール・オープンは17日から開催予定です。
またブラジルではきのう、2016年リオデジャネイロ五輪のテロ対策を中心とした警備費として、法務省が3億5千万レアル(約150億円)を拠出することになったと現地各メディアが報じました。警備費は五輪の予算内の国防省支援分とは別に用意し、最先端の設備導入と警官隊の訓練に充てることになります。連邦政府やリオ市の担当者などが会合を開き、アメリカ、フランス、ドイツなどと協力関係を築き、情報交換や警備強化を確認したとのことです。