ボクシング女子世界戦は昨日後楽園ホールで行われ、WBCアトム級のチャンピオン小関桃選手が、挑戦者で11位フィリピンのアイサー・アリコに2回1分29秒でKO勝ち。自らが持つ日本選手の男女を通じて最多の防衛記録を15度に更新しました。通算では18戦17勝(そのうち7KO)1引き分けです。
パリでおととい開幕した自転車トラック種目の世界選手権。初日の女子ポイントレースで、上野みなみ選手が銀メダルを獲得しました。日本勢のメダルは2010年以来5年ぶり。今朝未明に終了した2日めでは男子ケイリンで、ロンドン五輪代表の渡辺一成選手が出場し1回戦で敗者復活戦に回ったものの、決勝まで残ることができませんでした。世界選手権は日曜日まで行われます。
スウェーデンで行われているノルディックスキーの世界選手権はきのう、ジャンプ女子の予選が行われ、岩渕香里選手が80メートル、勢藤優花選手が86メートル50を飛び、決勝進出を果たしました。ワールドカップの総合ランキング上位のため、すでに決勝進出を決めている高梨沙羅選手と、伊藤有希選手も予選に参加し、高梨選手は87メートル、伊藤選手は89メートル50を飛びました。決勝は現地時間の今日行われます。
日曜日に迫った「東京マラソン2015」。
今年はおよそ3万6,000人が参加します。
世界中でテロが相次ぐ中、今回は厳戒体制で開催されることになりました。
警視庁などで警備に当たるのは1万人以上。そして話題となっているのが「ランニングポリス」、つまり走る警官。箱根駅伝などを経験した長距離走出身の警察官が、テロ防止も含め、ランナーや観客の安全を見守りながら走ります。また金属探知機を大幅に増設、入場ゲートも3倍にして手荷物検査を行います。
そこでチェックされるのが、ペットボトル、水筒、瓶、缶。
ペットボトル類は簡単な改造で液体爆弾となるというのが理由ですが、水分補給が重要なマラソンだけに、ここまで厳しい措置は、他のマラソン大会ではあまり例がないといえるでしょう。
持ち込みがOKなのは未開封の紙パックか、ゼリー飲料のみ。1個200ミリリットル以下、総量でも400ミリリットル以下となります。かわりにスタート後の給水所で、紙コップに入った飲み物を主催者などが提供する、としていますが、市民ランナーからは不満の声が上がっています。
2020年の東京オリンピックでのテロ対策の予行演習として、重要な位置付けとなりそうです。