テニスのメキシコ・オープンは、メキシコのアカプルコで行われています。男子シングルス2回戦で、世界ランキング5位の第1シード錦織圭選手は、ランキング61位の盧彦勲(ルー・イェンスン)を6–1、6–3で破り、ベスト8入りを果たしました。「サーブがいいとプレーにも余裕が出てくる」と試合後にコメント。先ほど始まった準々決勝では、世界ランク33位で第5シード、ウクライナのアレクサンドル・ドルゴポロフと対戦し、全米国際インドアテニス選手権に続く優勝を目指します。
フリースタイルスキーのワールド・カップは昨日アメリカのユタ州パークシティーでハーフパイプの予選が行われ、女子ではソチ冬季五輪銅メダルの小野塚彩那選手が83.8点で2位に入り、日本時間3月1日の決勝に進みました。佐藤麻衣子選手と、渡部由梨恵選手は、6人で争う決勝進出を逃しました。また10人が決勝に進む男子では成田緑夢選手が予選を突破できませんでした。
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が、大会の準備の指針とする「大会開催基本計画」で、聖火リレーに、東日本大震災の被災地や観光名所、文化遺産を巡るルートを選ぶと盛り込んだことが明らかになりました。計画書は「大会ビジョン」「会場・インフラ」など全7章で構成され、IOCへ提出後公表されます。2012年のロンドン五輪組織委員会が商業目的ではない大会ロゴを制作して地方の機運を高めた例を踏まえ、文化、教育プログラムでの使用を検討することも記されているとのことです。
大阪府東大阪市はきのう、市内にある「近鉄花園ラグビー場」の土地を、近畿日本鉄道から45億790万円で購入することで大筋合意したと明らかにしました。競技場の施設そのものは、3月16日に市に無償譲渡されることが、既に決まっています。
ラグビーの2019年ワールド・カップ日本大会の開催都市として、東大阪市は昨年の10月立候補。3月2日に開催地の一つに選ばれれば、耐震化や、太陽光発電を活用した夜間照明をはじめとする、本格的な会場整備をはじめる予定となっています。
東大阪市や近鉄によると、市が購入する土地はおよそ7万平方メートルで、購入費用の3分の1は国の社会資本整備総合交付金で賄い、残りは市が負担する模様です。ラグビーのワールド・カップは単なるスポーツイベントというだけでなく、都市を世界に発信する大舞台にもなりうる、というコンセプトがあるため、自治体が立候補することが条件となっています。1991年に「ラグビーのまち・東大阪」という都市宣言をしていて、「近鉄花園ラグビー場」は高校ラグビーの会場でも有名ですが、さらなる事業展開のため街ぐるみで取り組もうというものです。