今日3月6日は「スポーツ新聞の日」。
日本初のスポーツ新聞である日刊スポーツが創刊された日です。
駅のキオスクなどで見かけるおなじみのスポーツ新聞。
日本では一般紙同様の存在感がありますが海外ではどうなのでしょう?
今朝も2つの国をコネクト。
オランダ、ベメル。大橋杏子さん
「日本のようなスポーツ新聞はありません」
オランダ自体、人口が1,700万人の小さな国で、そこでの全国紙は日経新聞のようなNRC、朝日新聞のようなフォルクスクラント、タブロイド紙的なテレグラーフなどがあります。どれもサイズは日本よりも小さいタブロイド紙の大きさです。
その中でアルハメーンダハブラッドという戦後1946年から始まった全国紙がありますが、これがスポーツを最も多く取りあげる新聞です。発行部数は37万部ほどです。
月から土まで朝刊ですが、中に折りこみの別紙のかたちでスポーツワールドという新聞を挟み込んであり、強いて言うならこれがスポーツ専門ということになるでしょうか?
ページ数はその日によりますが純粋にスポーツだけで12ページくらい。
サッカーファンはこの新聞をよく購読しているようです。
普段は圧倒的にサッカー関連の記事が多いです。
その他オランダが得意とする冬のスピードスケート、ツールドフランスなどの自転車競技、ホッケー、水泳、柔道などが多いでしょうか?
野球、バスケットはオランダ人があまり活躍しないので少ないですね。乗馬競技、そしてカード競技のブリッジもスポーツとして掲載されます。
メキシコ、アグアスカリエンテス。府川祐子さん 「あります」
主なスポーツ新聞は5紙あります。
RECORD: 216,000、ESTADIO: 181,000、OVACIONES: 156,000、ESTO: 140,000、LA AFICION: 85,000。
アグアスカリエンテスのような地方都市では、街角のスタンドで売っているのは ESTO の1紙のみです。
テレビでもニュースの中、または、独立したスポーツ報道の番組もあるので、新聞を買って読む人は、少なくなっているのかもしれません。
ESTOを例にとると、1面は国内サッカー、42ページ中17ページがサッカー記事。ボクシング、闘牛、F1、テコンドーなどにもページを割いています。そしてスポーツ以外の記事は、あまりありませんが、ユニークなところでは全面で宝くじの当選番号のページやまた行方不明者の写真を並べたコーナーなどがあります。
広告は、経営者が大手家具チェーンほかたくさんの会社を持つ実業家だからなのか、ほとんどありません。
芸能関係の記事もありません。
それぞれ紙面の半分くらいがサッカーの記事。
サッカー関係のインタビュー記事も多く紙面を割いています。
ただ、RECORD のようにビキニの女性の写真を「今日のプレゼント」で載せている新聞もあります。