バドミントンの全英オープンはきのう、バーミンガムで各種目2回戦が行われ、男子ダブルスで昨年まで2年連続準優勝の早川賢一、遠藤大由組が台湾ペアを2-0で破り、準々決勝に進出しました。女子はダブルスで前田美順、垣岩令佳組がドイツのペアを2-0で下しベスト8入り。女子シングルスの三谷美菜津選手は、ロンドン五輪銀メダルの王儀涵に逆転負けし、17歳の山口茜選手も2013年の世界選手権で優勝したラチャノック・インタノンにストレートで敗れました。
イタリア・ラグビー連盟はきのう、2023年のラグビー・ワールドカップ招致に立候補する意向を示しました。5月に正式表明する方針で、既にイタリアのオリンピック委員会の支援を取り付けたことを明らかにしました。また2024年の夏季オリンピックの招致立候補は、すでに首都のローマが開催都市として立候補することを発表。誘致にあたって元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロ氏が指揮を執ると発表しています。いずれも決定は2017年です。
日本スポーツ振興センターはきのう、建て替えのため本格的な解体工事に入った国立霞ヶ丘競技場の建物本体が、6月ごろまでに完全に取り壊されるとの見通しを示しました。がれきの処理などを9月末までに終え、10月からは新国立競技場の建設が始まります。鉄くずやコンクリート片はすべてリサイクルされる予定です。きのうは解体作業の模様について報道陣に公開されました。既にスタンドの一部は取り壊され、工事車両が出入りする千駄ヶ谷門の外からは工事中の競技場内がのぞける状態になっています。
スリランカ出身のスジーワ・ウィジャヤナーヤカさんが、春の選抜高校野球大会で、審判委員として承認されました。母国で高校1年のときに野球と出会い、野球部では左投げのエースとして活躍。20歳で国の代表選手にも選ばれた選手でした。
スリランカでの野球競技人口は5,000人ほどのため、審判によってアウトとセーフ、ストライクとボールの判定もバラバラでした。「競技レベルの底上げには、審判の質の向上が不可欠」と痛感、国外で審判講習会に参加して勉強をスタート。
2006年に大分県にある立命館アジア太平洋大学に留学して、観光分野の経営を学びながら、審判の勉強も続け、全日本野球会議のアンパイアスクールでは、6人しか選ばれない奨励賞を受賞しました。その後もアマチュア野球を中心に実績を積み重ね、2012年の都市対抗野球大会で、外国人初の審判員として注目されました。
来日してから目標にしてきた甲子園での審判に至るまでおよそ9年がたちましたが、その間野球用具を送ったり、スタジアム建設を日本の国際協力によって推進したりという母国に野球を広める活動を継続しているとのことです。