フリースタイルスキーのワールドカップ(W杯)は、フランスのティーニュでハーフパイプの最終戦の決勝が行われ、女子でソチ冬季五輪銅メダリストの小野塚彩那選手が90.40点で2位に入りました。今シーズンは開幕戦が3位、第2戦で優勝、そして今回2位。全3戦のポイントで争う、W杯種目別で、初優勝となりました。フリースタイルスキーで日本勢の種目別優勝は、7シーズン前に女子モーグルを制した上村愛子さん以来となります。
日本陸上競技連盟は、男子ハンマー投げの室伏広治選手が、役員改選で理事に就任するときのう発表しました。2004年アテネ五輪優勝の室伏選手は、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の理事も現在務めていますが、陸上の現役選手が日本陸連の理事に就任するは近年では異例です。横川浩会長や元女子マラソンの高橋尚子理事らは留任。任期は2年で、6月17日に行われる評議員会で正式に決定します。
日本バスケットボール協会の改革を主導する、タスクフォースの川淵三郎チェアマンはきのう、男子のNBL(ナショナルリーグ)とTKbjリーグを統合した新リーグの試合を現在行われている週末だけでなく、水曜日にも開催するという考えを明らかにしました。「土日は女性や子どもが中心。水曜日は会社帰りに見に来ることを想定。新しいファン層を開拓していくことが必要」とコメントしています。
ボクシングで「世紀の対決」といわれていたビッグマッチが正式に決まりました。これは主要4団体で5階級を制覇したアメリカのフロイド・メイウェザー・ジュニアと、6階級制覇のフィリピンのマニー・パッキャオの対戦で、日本時間の昨日、ロサンゼルスで記者会見がありました。試合はネバダ州のラスベガスで5月2日にWBA・WBC・WBO世界ウェルター級王座統一戦として試合が行われ、アメリカではHBOとショウタイムの両方で、ペイ・パー・ビューとして生放送されます。
卓越したディフェンステクニックが持ち味のアメリカのフロイド・メイウェザー・ジュニアは、プロでの戦績がなんと47戦47勝。無敗のまま5階級制覇を史上初めて達成しました。一方フィリピンのパッキャオはサウスポーから繰り出すストレートを武器にライトフライ級でデビューして以来、次々と階級を上げながらスーパーウェルター級まで11階級に挑戦。数多くの王者や名選手を撃破し、その名前から「パックマン」というあだ名がついています。2010年から2期連続でフィリピンの下院議員も務めるまさに国民的英雄です。
記者会見でメイウェザーは「ボクシングの歴史で最大の試合になる」と闘志を燃やし、パッキャオは「5年前から待ち望んでいた。2人ともこの試合のために厳しい練習を積んできた」とコメントし、大一番に期待を寄せました。