困難を乗り越えた人たちから産まれた生きる力のヒントをGAKU-MCが紹介。
今朝は、マヌエル・ノイアーをピックアップ!
ドイツ代表、そして、ブンデスリーガ、バイエルン・ミュンヘンのゴールキーパー、マヌエル・ノイアー! とにかく、その守備範囲の広さがすごい!「これまでのキーパーの常識を変えた」と言ってもいいかもしれません。
去年のワールドカップ、ベスト16、アルジェリア戦。
日本代表の監督、有力候補のハリルホジッチさんが率いたアルジェリアです。
ドイツ vs アルジェリアの試合、ノイアーは、50数回ボールタッチしたそうですが、そのうち、20回以上がペナルティエリアの外だった。ええ?キーパーなのに、そんなに?
まさに、ドイツ優勝の立役者のひとり、それがノイアーです。
ノイアーは、ドイツのクラブチーム、現在、内田篤人選手も所属するシャルケの出身です。なんと、5歳のときから、シャルケの下部組織に所属。アイドルは、当時、シャルケのキーパーだった、レーマン選手でした。そんな少年時代を経て、ノイアーは2006年、ついにトップチームデビューを果たします。すると、その次のシーズン、シャルケは、チャンピオンズリーグでベスト8に進出!
そして、いよいよ、ドイツ代表でもキーパーを務める日がやってきます。
2010年のことだったんですが、当時、代表の正キーパーだったロベルト・エンケ選手が亡くなり、さらに、その次の候補だったレネー・アードラー選手もケガ。そんな状況で回ってきた代表のキーパーでした。背番号1をつけたノイアーがゴールマウスを守ったドイツは、ワールドカップ 南アフリカ大会で、3位。素晴らしい成績を収めました。
ノイアーのさらなる転機は、2011年のことでした。
バイエルン・ミュンヘンへ移籍!さらに、2013年、グアルディオラ監督がバイエルンにやってきます。グアルディオラ監督は、チームに ディフェンスラインを高く保つことを要求しました。ディフェンスが高くなると、当然、キーパーのポジションも高くなります。
ノイアーはこう語ります。
グアルディオラ監督になってから、かなり高い位置に立つ必要があった。
もう、普通に守るだけのキーパーではダメだったんだ。
そして、その広い守備範囲に世界が驚いたのが、去年のワールドカップでした。
キーパーとしては珍しく、バロンドールの候補にもなりました。
そんなノイアー。やはり、内田選手とのエピソードを最後にご紹介しましょう。
2010−2011シーズン、シャルケでチームメイトだった2人。
2011年の3月、東日本大震災が起きたあとの試合での出来事です。
内田選手は、被災された方へのメッセージをシャツに書いていました。
それを、試合に勝ったら見せようと思っていたんです。
そのことを知ったノイアーは、こう言いました。
俺が守るから、絶対に勝てる
シャルケは見事 試合に勝利。
内田選手は、試合後、テレビの画面を通してメッセージを日本に送りました。
内田選手とのエピソードをご紹介しましたが、ノイアー選手と内田選手、誕生日は同じ日、3月27日。
ノイアー選手が2つ年上です。
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