NPOアースキャラバン 東京実行委員会、東京実行委員長、後藤光妙さんです。
Q NPOアースキャラバン、どのような団体でしょうか？
人種、国境、宗教の別なく、平和を「分かち合う」ことをテーマに活動するNPO法人。
Q 団体発足のキッカケは？
＊タオ指圧、という指圧を広げている住職でもあり、ミュージシャンとしても活動をしている遠藤喨及さんが立ち上げた団体。それまで、様々な支援活動を行っていた喨及さんとタオ指圧の門下生が2007年ごろ、バングラデシュに住む少数民族仏教徒のための小学校を作り始めたことをきっかけに発足された。
２０１５年、１６年には、世界各地で「体験の分かち合い」「経済の分かち合い」「神様の分かち合い」をコンセプトに平和巡礼イベントを開催している。
Q その「分かち合い」について、ご説明いただけますか？
「体験の分かち合い」はピースサイクル。原爆の残り火「平和の火」を携えて、長崎から広島、京都、東京へ、およそ１３００kmを自転車でリレーを行う。２つ目の「経済の分かち合い」は、チャリティ・イベントの開催。日本各地のアースキャラバンのイベント会場では、ピースコンサートと飲食などのブース出店があり、その売り上げの５０％が、チャリティーとして供出され、海外支援とし分かち合われる。最後に「神様の分かち合い」は、原爆の残り火「平和の火」を前に、ヨーロッパ、カナダ、エルサレムで異なる宗教者たちと共に、平和の祈りを捧げる活動を実施。
Q そのアースキャラバン、今年もすでに始まっているんですよね？
５月３日、４日の京都での開催から、７月から８月にかけて広島、海を渡ってエルサレム、ベツレヘム、カナダ、そして９月９日、１０日には東京での開催が決まっている。
Q 都内でのアースキャラバン、どのようなイベントになりそうですか？
ピースコンサートは、国際色豊かなステージが目白押しとなる。チャリティマーケットには、ユニークなブースが多数出店を予定している。子どもたちが楽しく遊べるようなプログラムも用意。また、原爆の残り火｢平和の火｣を広島から日本各地を自転車で巡礼しながら運ぶ、ピースサイクリング2017の到着式も行う。只今、ボランティアや出店者さんも募集しているので、ぜひサイトをチェックしていただきたい。さらに詳しい活動はWEBサイトを、ぜひチェックしてください。
Q 最後に、お聞きのリスナーの方へメッセージをお願いできますか？
私達のウェブサイトでは、「世界の軍事費１年分で人を救うためにできること」をご紹介している。2016年の世界の総軍事費は、日本円でおよそ１８９兆円。一方、世界の飢餓が解決するに必要なお金は、軍事費のおよそ21日分。全人類に必要な基礎教育は、軍事費の1.3日分だけでまかなえる計算。すなわち、人類が武器を持つことから卒業すれば、いずれも簡単に解決するのではないかと考える。私たちは、分かち合うこと、SHARE!が、世界を幸せにすると信じている。ぜひイベントで、平和な空気をシェアしてほしいと思う。