2008年01月11日

言葉だけがそこにある本

 オンエア前日。しかも、なにかと忙しいですね、連休前の金曜日。
 そんなワタシの手元に一冊の本が届きました。
 コピーライターの藤原ようこさんが、お仕事のコピーではなく、一行一行書きとめていった言葉たち、短い文章が366本並んだ、ただそれだけの本であります。ただそれだけ、というところが実は魅力なのであります。

 「男らしく死ぬより、腰抜けでも生きて。」

 パッと開いてみたページで、やにわにこんなこと一行で言い切られてます。女性らしく、なにやらお菓子や食べ物に絡んだフレーズも多い。

 「還る場所がなくても、ホットチョコレート。」
 「自分が見えなくなった時は、ホットワイン。」

 あとは読んでのお楽しみということで。
 グッと来る言葉を仕事にする人が、自分にグッと来る言葉を選んでます。忙しいっつうのについつい読んでしまいました。

  (Amazon

 『夜の凹み本』藤原ようこ著
 [だいわ文庫/600円(税込)]

TASK WATANABE| 11:44 | カテゴリー:CULTURE


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