冬の食材もぐっと濃厚にえぐみを増して滋味に満つる如月。お寒うございます。
そんな季節にこんな本。オススメです。ワタシも時々顔を出させてもらっている六本木[さだ吉]の店主・三浦俊幸さんが、画工・川口澄子さんと組んだ『七十二候美味禮讃』。タイトル通り、二十四節気七十二候のおいしいものを丁寧に解説、お惣菜、酒の肴として紹介、なおかつ「季節を活かす=自然を食べること」にまつわる短いエッセイをしたためております。佳き蘊蓄は、ちっとも嫌じゃない。画工の仕事も素晴らしく、「一家に一冊!」と叫びたくなる仕上がり。
ちなみに[さだ吉]はJ-WAVEにすごく近いんですが、一見さんお断りのひっそり静かな、本気で隠れ家っぽいお店。粋にして旨い酒の肴とうどんが待っている。なので、ワタシはJ-WAVE関係者にはなるべく教えないようにしています(笑)。
『七十二候美味禮讚』
三浦 俊幸・川口 澄子
[小学館/1,680円]
もう一冊は、ココでもかねてからオススメしている「旬」がまるごとシリーズ最新刊。またまた楽しくグラフィカルに出来上がっておりますぞ。テーマはご覧お通りの「だいこん」。冬ですなあ。味の染みた大根をしみじみと食べる季節なり。
『「旬」 がまるごと03月号/だいこん』
[ポプラ社/580円]