2010年10月28日
読食休憩/出直しカレー部通信
というわけで、読書&食欲の秋の読食部ではなく、久々にカレー部通信です。
先日、本郷の東大正門前にある[喫茶ルオー]さんへと出直しカレー探訪してまいりました。なんと創業55年! ワタシよりパイセン! その穏やかな佇まいといいメニュー構成といい、ワタシが理想とする喫茶店の姿に限りなく近いのであります……といったことは、某所に今度書かねばならないので詳細省略。
その[喫茶ルオー]さんの名物であるカレーがこちら。辛みは抑えめ、パンチ力は少ないのですが、その分、味わいが濃い。学生街でもあるし、何度食べても飽きないこの味は大事かもと思います。旨い。さすが「ルー王」。あ、そうじゃないか(笑)。画家のね、ルオー。
普通サイズ(大盛・小盛あり)でもご飯がしっかり。そういえば神保町の[エチオピア]さんもご飯多い。学生さんにはこれぐらいのご飯でいいのである。少年老いやすく大盛成り難し。
ちなみにこのカレー&コーヒーのセットをいただきつつ、ドナルド・E・ウエストレイクの泥棒ドートマンダー・シリーズから短編集『泥棒が1ダース』(現代短篇の名手たち3)を読む。
小粋な泥棒さん(たち)の活躍が愉快痛快。苦笑失笑。あはーん。うふーん。やっぱ好きだわ、ドートマンダーさん(主人公)。エンタテインメントはこうでないと。読食な作品としては「パーティー族」というパーティーでのドタバタ逃走劇を描いた一篇も入ってます。ユーモアのある娯楽短篇好きにオススメ。