今回は、細美さんのバンドのライブを手がけている
Sony Music Artistsの向出さんに話を伺いました。
コロナ禍でライブが次々と中止になった2020年。
8月のELLEGARDENの配信ライブ、
そしてMONOEYES、the HIATUSのライブを担当し、
細美さんのアイデアに触れていく中で、
「自分はこの仕事がほんとうに好きなんだな」と
改めて感じたそうです。
■ライブ制作者として思う「ライブの魅力」
CDや配信ライブでは味わえない、
ライブ現場でしか体験できないことは
「空気の揺れ」と語る向出さん。
「バンドが音で空気を揺らし、
観客が歓声と熱気で空気の揺れを返す。
それが音や明かりを巻き込んで大きな風になる。
その現場の空気の揺れは、配信ライブではまだ味わえない」
この向出さんのコメントを受けて、細美さんは、
「お客さんの反応は、1曲目の音を鳴らした瞬間から
ライブ会場ごとに全然違うので、毎回、その攻め方が変わってくる。
かたや配信ライブはお客さんのうねりを
現場で直に受け取れないので、
一方的にアーティストが画面に向かって攻め続けることになる。
その点が全然違いますね」
と語っていました。
インタビューにご協力いただいた
Sony Music Artists向出さん、ありがとうございました!