今回は来年1月1日に閉館することが決まっている
Zepp Tokyoをテーマにお話ししていきました。
Zepp Tokyoは1999年3月、お台場にオープンしたライブハウス。
閉館の理由はお台場の複合型商業施設『パレットタウン』が
再開発のため営業終了を発表。
その一部だったZepp Tokyoはもちろん、
ヴィーナス・フォートやランドマークになっている観覧車なども
来年、営業を終了します。
このZepp Tokyoは斎藤さんにとって
思い入れが深いライブハウスの一つ。
Zepp Tokyoでの100sのライブを見て
ステージに立つことを志したとのこと。
『自分がいざステージに立ってライブしている時に
客席にその時の自分が呪縛霊のようにいて
20歳くらいの自分の視線を感じながらライブすることがある
唯一のライブハウスですね。』
UNISON SQUARE GARDENとして
これまで幾度もZepp Tokyoでライブをしてきましたが
その中でも斎藤さんにとっての一番思い出は
下北沢のCDショップ「ハイラインレコーズ」の
10周年を記念したライブ。
そのライブのオープニングアクトとして
UNISON SQUARE GARDENが出演。
シークレットゲストとしてBUMP OF CHICKENも出演。
憧れのバンドでもあったBUMP OF CHICKENと
同じステージに立てたことと、初めてZepp Tokyoに立てたことに
一日興奮していたと話す斎藤さん。
1曲目は「水と雨について」を演奏。
その時のサビでの出来事が鮮明に覚えているとのこと。
『今まで100人規模のライブハウスで
50人くらいのお客さんを前にライブをやって来た僕らが
パンパンのZepp Tokyoで
サビを歌った瞬間に、10数人だったけど
手が上がった瞬間をすごく覚えていて。
初めて音楽が誰かに届いた瞬間を目の当たりにした気がして
そのインパクトがいまだに忘れられないし
自分の中にずっと残っているんですよ。
すごく大事なものなんですよ。』
BUMP OF CHICKENはやはりライブが始まると
お客さんの熱気や盛り上がり、
音楽を真剣に聴いている感じなど
そんなライブを目の当たりにして悔しさがありました。
その悔しさや負けん気など
斎藤さんのプロのアーティストとしての
原体験の礎になっているのが「Zepp Tokyo」という場所だそうです。