2006年05月12日
【第13回】「築地の朝めし」 あんこう屋高はし
雑誌屋の人間関係
昨晩は、久々に痛飲した。お相手は、シドニーより、久しぶりに帰国した、マガジンハウス時代の先輩ノブさん。私は、50年以上生きているが、この信原さんほど、勝手な人間に会ったことがない。人の話きかずにしゃべりっぱなし、自分から誘っといて勘定はぜったい払わない。話しは結局、自分が偉いというオチで終わってしまう。団塊世代の典型だ。
では何故そんな奴と飲むのか。しかも、昨日は途中のタクシーの中で、一緒に飲んでたカメラマンの菊池とケンカ。もう、ほとんど脳死のただのバカ。しかし、ここが雑誌編集者のヘンなとこで、この“ワケのワカらん”人間関係こそが命なんですねェ。平たくいえばマゾ。自分が納得できない普通人ならムダな時間をいかに豊穣のときに昇華するか。ここをくぐりぬけないと、プロの編集者にはなれない。
ホント、やめたほうがいいよ、こんな商売。私は、娘が全く関係ない世界で社会人になってくれてホッとしている。かあちゃんに感謝。というワケで、今日の築地は、そんなノブさんみたいな勝手な人が、朝からうごめいている、築地場内、ディープ・サウスの、8号棟「高はし」へ直行。
第13回 朝なら行列なし! あんこう屋高はし
波除神社の方から場内に入ると、右手奥。がんセンターの方から入って右手が築地場内のディープサウス。観光客が行列を作る寿司屋から、洋食屋や定食屋などの飲食店、河岸の人向けの商店などが軒を連ねる一帯、8号館に「あんこう屋高橋」がある。昼時に行くと、たいがい行列ができている。並ばずに入れるのは朝めしの特権だ。もっとも、観光客は朝から寿司屋に並んでいるが。
刺身定食1300円。刺身のほか、ご飯と味噌汁、小鉢、おしんこがつく。
この店は、どの築地のガイドブックを見ても載っている。アナゴを煮たやつ以外は、旬の刺身、焼魚、煮魚がメニューに並ぶ。看板のあんこうは、冬季のみで2000円以上もする。朝めしなら焼魚と思ったが、焼くのに15分かかるというのであきらめて、刺身定食にする。
今日の刺身定食には、オオメジマグロ、ワラサ、スズキが入っていた。ここの魚はおいしい、でもそれなりに値は張る。いいものはそれなりに高い。築地でおいしい魚が食べたいと思ったら、朝にこの店に来るといい。
この店の客には、いわゆる河岸っぽい人は少ない。そして、私と同世代かそれ以上の人が多い。会話を聞いていても、「この魚は云々」、「そろそろあの魚が旬だね」などといった話が交わされる。河岸の人は、魚を扱うのが仕事。よって、めしの時にあまり魚の話しをしない。話題に上っても、「売り買いする魚」の話しで、「食べる魚」の話しではない。
朝から、女連れ。刺身や焼き魚をつまみに日本酒。そして、話題は魚。粋と見るか、ろくでなしと考えるか? 昨日の経験から考えれば、私にはろくでなしに見えてくる。
今日は金曜日。連休明けで働きすぎの人も多いだろう。
私のラジオも、土日はお休み。ブログも、土日はお休み。
今度の土日は、ぜひロハスについて考え、行動してみませんか?
土曜の朝は、築地で朝めしを食べる。
そして、日曜はJ-WAVEのロハスサンデーを早起きして聴いてみる
考えたら、「ロハスデザイン大賞 2006」の審査員に登録しよう。
詳しくはこちらからhttp://www.lohasclub.jp/
あんこう屋高はし
住所:中央区築地5-2-1 8号館
電話:03-3541-1189
営業時間:7:00〜13:00
定休日:休市日(日曜祭日、第2・4水曜日など)