2006年05月22日
【第17回】「築地の朝めし」 シープ
アフリカ、アフリカ!
きのうは、アフリカン・フェスタ。日比谷公園は、黒い人であふれかえり、太鼓の音がタムタム・ドドン。ワキウリさんもケニヤからやってきた。で、キベラロック。キベラとはナイロビ郊外のおそらく世界最大の貧民ゲットーだ。私もケニヤのサバンナにムパタ・クラブというリゾートを作ったせいで、20年以上アフリカにかかわっているが、うちのホテルも予約とれないほど混んできたし、何やらアフリカは、大きく動き出しましたネ。
アフリカ本場のソウル・フード食いスギたので、今朝はさっぱりいこう。
オムハヤシ700円
第17回 シャビシャビのオムハヤシ シープ
さっぱりいきたいが、やっぱりアフリカの熱気が忘れられない。干物と卵とお味噌汁、という気分じゃない。そうだ、シープに行こう。もんぜき通りにある喫茶店は、「場外では唯一のハヤシライス」を売りにしている。ある意味、ココのハヤシは、築地唯一のシロモノ。ハヤシ観が変わるくらいの一品だ。
行列ができることで有名な、ラーメン井上の手前、カウンターの喫茶店が「シープ」。ふんわりタマゴの中に、白ご飯が入っており、上からハヤシのルーがかかっている。このルーが曲者。そう、シャビシャビなのだ。インドとかアジア本場のカレーには、スープみたいにシャビシャビなのがあるが、スープみたいなハヤシはそうない。シャビシャビなので、パクパクと食べられる。でも、味は一応ハヤシ。ソバ屋のカレーみたいに、和風ダシだったりしない。初めて食べる人は、一目で「やられた、店選び間違えた!」と思うかもしれないが、意外に悪くないよ。若い人には、物足りないかもしれないけど。
築地の、洋風メニューは、濃厚テイストの食堂か、和風あっさりテイストの喫茶店のどっちか。次は、和風あっさりの築地喫茶の洋食シリーズでも紹介するかな?
シープ
住所:中央区築地4-9-16
電話:03-3541-6876
営業時間:7:00〜13:00
定休日:休市日(日曜祭日、第2・4水曜日など)