2006年07月28日
【第42回】「築地の朝めし」 富士見屋
アフリカの話
ソトコト編集部には、うちの会社が経営しているケニアの「ムパタ・サファリクラブ」の事務所もある。先日まで、夏休み恒例となった桐蔭学園のキャンプに引率として同行したスタッフが帰ってきた。話しを聞くと、特にトラブルもなく、今年も若い人たちがケニア・マサイ族の土地を堪能できたようだ。
若いうちに、野性というか、そういうものに触れておいたほうがいい。都市生活を送っていると、人間本来持っている野性や感性がどうも鈍ってくる。築地もそう、生ものを丁々発止とやり取りする様には、人間の野生に近いものがある。金融のディーラーも近いかも知れないが、目に見えるものを扱う、とくに魚なんかを扱う方がよりライブ感があるように思う。
もう若くなくても、築地とムパタ・サファリクラブは皆さんをお待ちしていますよ。若さとは、年齢ではなく気の持ち方なのだから。
第42回 うどん・ソバは場内でここだけ 「富士見屋」
先ほどのスタッフに、「日本に帰ってきたらいつも何食べる?」と聞いたら、「おそば」だそう。さすが信州生まれ。というわけで今日はライブ感あふれる場内で唯一おそばを扱う「富士見屋」へ向かう。ここは、場内の食べ物屋の中でも、一番朝日新聞やがんセンターに近い、ちょっと離れ小島のような一角にある。
メニューを眺め、ソバが目当てに来たのに、壁に冷やしモノのメニューが写真入で出ているのにも関わらず、「カモだんごうどん」を注文。ソバはよく食べるから、ここでソバを食べる必然性がない。暑いときは、汗かいたほうが代謝はよくなる。
出てきた「カモだんごうどん」はそれほど量も多くない。さすがに場外で熱いうどんを食べるのはツライ。でも場内だとそれなりに冷房が効いている。あくまで、それなりにだが。カモだんごは、ハシでほろっと割れる硬さ。これ以上柔らかいと崩れてしまい、硬いと野暮ったい感じになると思う。ツルツル、パクパクと平らげ、ほろっと崩れたカモが程よく混じったスープも飲む。当然、汗だく。
富士見屋
住所:中央区築地5-2-1(10号館)
電話:03-3547-6761
営業時間:6:30〜14:00
定休日:休市日(日曜祭日、第2・4水曜日など)