2007年02月01日
アイアイの指と歯は、モノを食べるための道具
日本アイアイ・ファンド代表の島泰三さんをお迎えして4日は、アイアイの姿形についてでした。
アイアイは木の虫を食べていると思われていましたが、実際は、特殊な硬い木の実を歯で削って、長い中指で中身を掘り出して食べているんだそうです。(写真はアイアイファンドからどうぞ!)。そう考えると、アイアイの指と歯は、その実を食べるための道具として説明するとしっくりくるんです…と島さん。
進化の過程には、口と手のつながりが関係しているというのが島さんの仮説。5000年前、常時立っているのが人類となり、チンパンジーと分岐したました。そのとき、口に決定的な進化があらわれました。牙がなくなり、エナメル質が厚くなったのです。極めていくと、なぜ立ち上がるのか、何を食べているから立ち上がらなくてはいけなくなったのか…結局、骨じゃないかという結論に達しました。栄養の塊(骨)が常に落ちている時代。栄養がつまった骨の髄を食べるのではなく、骨ごと食べるという仮説に島さんは達したそうです。
今夜の選曲: WHAT'D I SAY / RAY CHARLES