映画「KIZUKI」の監督、瀬木直貴さんをお迎えして最終日。
瀬木さんは落語が舞台になった街を訪れる東京散歩案内のDVDも出されています。そしてお母様の出身地が浅草ということもあってか、下町がお好きなんだそう。そこで下町のオススメグルメをおうかがいしてみました!放送の中でふれていた両国の鳥鍋屋さんは残念ながら廃業になっていました。その他、落語DVDシリーズに出てくる料理屋の一部をご紹介。
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桜鍋 みの家
●江東区森下2-19-9
●明治30年(1897)、東京・深川で、桜鍋を出す居酒屋として創業。桜なべ2000円、肉さし(馬刺し)など(いずれも1人前)。5代古今亭志ん生、8代桂文楽など多くの落語家と縁があった。
●「馬鹿が鹿(ハナシカ)食って馬鹿騒ぎ」今も一門の打上げでよく使われる噺家御用達の店。
笹乃雪
●台東区根岸2-15-10
●笹乃雪では豆腐のことを「豆富」と書く。80年ほど前、9代目・奥村多吉が料理店に「腐る」という字は、ふさわしくないという理由で「豆富」と記すようになった。
●笹乃雪は、元禄4年に初代玉屋忠兵衛が百十一代・後西天皇の親王のお供をし、京都から江戸に来て、根岸で豆腐茶屋を開いたのが始まりだそうで、かの親王が「笹の上に積もりし雪の如き美しさよ」と称され、「笹乃雪」と名づけられた。創業当時の商品はあんかけ豆腐一品で、もともと江戸にはなく、初物好きの江戸っ子は競うように何杯も重ねた。親王がその評判を聞きつけ、「これからはニ椀ずつ持ってくるように」と言ったことから、以来、ニ椀一組で出している。
いせ源
●千代田区神田須田町1-11-1
●「いせ源」は、天保元年(1830年)に立川源四郎が創業。創業当時、いせ源はどじょう料理を提供していましたが、大正初期に四代目があんこうを入れた鍋料理専門店に切り替え、以来、六代目の現在に至るまで、味・調理法は一切変えずに昔ながらの伝統の味を守りつづけているそう。
●5月〜8月はあんこうが獲れないため、別メニューになっています。
今夜の選曲: MIDNIGHT AT THE OASIS / MARIA MULDAUR