2009年04月14日
スタートは団地の手売り!?
大地を守る会は、設立されてから今年で34年目。
高倉医師とは?日本では農薬が多く使われるようになった戦後すぐから、化学物質が専門だった陸軍医の高倉熙景さんがその危険性を訴え、健康被害が出ていた周囲の農業者と、農薬を使わない農業を進めていました。
しかし当時、無農薬を進める高倉医師に対し水戸の農家の人は、無農薬で安全でも虫がくっていれば欠陥品と見なされ売れないと嘆いていたそう。それだったら藤田さんの知り合い(生協など)に売れるかもしれないと掛け合いましたが、これもダメ。ならば自分たちで売るしかないと、江東区の大島団地でゴザをひいて手売りを始めました。安心安全なみずみずしい野菜たちに、団地のお母さんたちは「昔、食べたことがある味!なつかしい」と、大好評を得たそうです。
今夜の選曲:SUBTERRANEAN HOMESICK BLUES / BOB DYLAN
会長の藤田和芳さんは岩手県の農村の生まれ。有吉佐和子さん著の「複合汚染」(1974年)を読み農薬に興味をもっていたそう。そんな中(33年前)、雑誌の記事で高倉熙景(たかくらひろかげ)さんのことを知り、藤田さんが水戸まで訪ねていったのが、大地を守る会設立のきっかけとなったそうです。 |
staff| 20:50
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