2010年04月08日
空間作りより、空気感作り
美術家の藤浩志さんは「仕事としては空間作りが多いけど、空気感を作ってるのが大きい」と。モノを作ることで空間は変わるけど、仕組みを作ることでも空間が変わるんだそうです。
例えば藤さんは2年前、サンタフェのビエンナーレで「かえるシステム」を展示。場所はサンタフェ郊外にあるオペラハウスの駐車場。館長からライトが寂しいから何とかならないかと相談され、それならと、ペットボトルでライトの飾りを作るチームを市民から募集。30チームくらい集まり、美術館にテントを立て、3週間限定で毎日、自分たちの作品が作り、作ったものを、そのライトの下に取り付ける。それだけで、キレイで日常とは違う風景に。オペラが上演されている間は、ずっと展示されていたそう。作品を作るまでの仕組みも芸術にしてしまったわけです。
『誰と仕事をやるかで、仕事の内容が変わってくる。そこには2つの柱があって<対話の場を作る><そこから出てきたイメージをアートプロジェクトなど地域実験として形に落とす>』 |
今夜の選曲: AT THIS TIME IN MY LIFE / CAROLE KING
staff| 20:48
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