2011年09月21日
繰り返しの中に見えてくる個性
霊長類学者で、NGO日本アイアイファンド代表の島泰三さんが出された本「孫の力」の中に、「霊長類の破壊衝動の根は深い」とあります。ニホンザルの赤ちゃんを育てたことがある島さん、本当によくモノを壊したんだそうです。人間の赤ちゃんの場合、最初の子供はやっぱり机の中のモノをザーッと出しましたが、2番目の子供はしなかったそうです。このとき、人間はそれほど破壊衝動が無いと思ったとか。それほど人間の個性は違う、人は個性で生きていると思ったそうです。
人間の子供は繰り返し同じことをします。でも親はそれを止めさせます。でも島さんは、この繰り返しに付き合わないとイケナイなと思っていらっしゃいます。例えば、ソファでただ飛ぶだけの遊びを20分間します、すると少しずつ繰り返しの中にバラエティが見えてくる、その中に、その子供が持っているクリエイティブな性格が現れてくる、その中から個性を作り上げていくんじゃないかと思ったそうです。
今夜の選曲: DON'T LET YOUR EYES GO SHOPPING / NAT KING COLE