2012年03月14日
写真家から見たフェルメールの絵
今週のゲストは、写真家の小林廉宜さん。
分子生物学者の福岡伸一さんの本「フェルメール 光の王国」は、フェルメールの作品を展示している世界の美術館を足掛け4年に渡って旅をした紀行文で、全日空の機内誌「翼の王国」で連載されていたものまとめた本で、小林さんはこの旅に写真家として、全てに同行されました。
本の表紙はフェルメール作品「デルフト眺望」。実はまさに、当時のデルフトの街が現代でもそのまま残っていて、フェルメールが描いた教会の場所もあったりして、タイムスリップしたみたいだったとか。
この旅でフェルメールの絵を撮影するにあたって、とくに現代のフェルメール作品を撮ろうと思ったそう。長い歴史の中で、いろんな持ち主がいたと思うけど、今の持ち主はどんな風に飾って、どういう光を当てているか…フェルメールの今を分かるように撮りたかったんだそうです。
「フェルメールの絵は写真のように忠実で、フェルメールは風景を写真に撮って、それを絵に描いたんじゃないかって思うくらい!」 |
今夜の選曲: JIIN MA JIIN MA / ORCHESTRA BAOBAB
staff| 20:48
| トラックバック(0)
| カテゴリー:ゲストトーク