2012年05月15日
いなしの知恵
今回の震災で自然の脅威に思い知らされたと同時に、自然とちゃんと向き合えと言われた気がします。自然と向き合う…東京都市大学環境情報学部教授で造園家の涌井史郎さんは「いなす=レジリエンス」とおっしゃいます。
たとえば、一本松で有名になった陸前高田の松原。アカマツとクロマツからなる松原でしたが、津波などによって松が倒れたときに、折れやすいアカマツの枝が引っかかって、引き並みのときにいろいろ引っ掛けてくれる役割りがあるんだそうです。
紙を押して行くともとに戻ります。でも、押し過ぎると戻りません。つまり日本人は、どこまで押せるかが分かっている。それを植物を使ってやってきた。それが<いなしの知恵>なんです。 |
今夜の選曲: ROCK AND ROLL MUSIC / BEATLES
staff| 20:48
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