2013年02月20日
北斎にとっての富士山とは?
葛飾北斎と言えば富士山。
千住博さん曰く、北斎にとって富士とは「あの世とこの世の境目」。
だからどんな絵にも不自然なくらい富士が入っていて、
どうしても入れなきゃいけない事情があったそうです。
富士とは、この世を見つめるもう一つの目の存在。
北斎の絵を見ていると富士がこっちを見ている気がする、と千住さん。
北斎は滝も描いています。
千住さんは、北斎が何をやろうとしていたかという世界感を
端的に見ようと思ったら滝の絵を絵見るのが一番とおっしゃっています。
ドロドロとしていて、暗黒の世界でうごめく妖気があるそう。
今夜の選曲: GYPSY WOMAN / AARON NEVILLE
staff| 20:48
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