2013年09月30日
神のデザイン学
建築家鈴木エドワードさんの最新著書「神のデザイン哲学 GOoD DESIGN」。
エドワードさんは宇宙や自然を、神の最大の建築として捉えていて
それを最近ではGOD DESIGN(ゴッドデザイン)と呼んでいるそう。
そして、ゴッドデザインはグッドデザインなので、著書のタイトルにも
「GOoD DESIGN」とし、GOODのOを一つ小さくしてGODに!
今夜の選曲: I FELL FREE / CREAM
建築家鈴木エドワードさんの最新著書「神のデザイン哲学 GOoD DESIGN」。
エドワードさんは宇宙や自然を、神の最大の建築として捉えていて
それを最近ではGOD DESIGN(ゴッドデザイン)と呼んでいるそう。
そして、ゴッドデザインはグッドデザインなので、著書のタイトルにも
「GOoD DESIGN」とし、GOODのOを一つ小さくしてGODに!
今夜の選曲: I FELL FREE / CREAM
建築家の鈴木エドワードさんです。
ゴッドデザイン、バックミンスター・フラー、教育の大事などうかがいます。
■プロフィール■
1947年生まれ。ノートルダム大学で建築学士、ハーバード大学大学院で
アーバンデザイン建築学修士を取得されています。
バックミンスター・フラー、イサム・ノグチ、丹下健三らに師事し、
77年に鈴木エドワード建築設計事務所を設立し、その作品は国際的にも
高く評価され、数々の賞を受賞されていらっしゃいます。
この番組がスタートした2006年に一度、ご出演いただいています。
今回のポッドキャスティングは、9月24日から9月27日放送分、
ゲストはConguero Tres Hoofersのギタリスト、渥美幸裕さんです。
Conguero Tres Hoofersのギタリスト、渥美幸裕さんはサウンドデザイナーとして
音が人に及ぼす影響なども検証されているそうです。
人が興奮する音や周波数を使って、逆にそういう影響を作り出す
ことが出来るだろうか…考えていらっしゃいます。
ギター、パーカッション、タップという珍しい編成の
Conguero Tres Hoofers。
ぜひ、その音を体感してください!
【Conguero Tres Hoofers “Selected Future is Love” Release Tour】
関東近郊ですと…
10.5 (sat) [神奈川] ららぽーと横浜 ※インストアイベント
10.6 (sun) [千葉] 柏の葉スタジアム「KASHIWAリレーマラソン 2013」イベント出演
10.19 (sat) [東京] 世田谷ものづくり学校
10.20 (sun) [千葉] さんぶの森公園 「山のおんぶ」 イベント出演
今夜の選曲: ALETHIC BLADE / Conguero Tres Hoofers
Conguero Tres Hoofersのギタリスト、渥美幸裕さんは、
保育園や小学校でJAZZやスタンダードの演奏活動をされています。
いつもやっている曲をそのまま感じてほしいので、子供向けなのに
童謡を演奏しない…これには理由があるそうで、
本気でやって本当のグルーブを感じてもらいたいから。
子供たちは音楽の知識が真っ新なので、楽しかったら楽しいし
つまらなかったら飽きちゃいます。
渥美さんがちょっとでも気を抜くと、子供はふらっと出て行きます。
本気がバレちゃうんですね。
三鷹の小学校で即興表現のカリキュラムを2年間教えていたことも。
自分の好きなテーマ(星とか海とか何でも)を決めてもらい、
即興演奏してもらうんだそう。それには渥美さんが加わったり、
友達同士でチームを組んだり…
子供たちと関わることによって学ぶことが多いそう。
今夜の選曲: TIME / Conguero Tres Hoofers
Conguero Tres Hoofers(コンゲイロ・トレス・フーファーズ)の
ニューアルバム「Selected Future is Love」のレコーディングは全曲、
渥美幸裕さんが住んでいる、京都の築130年の日本家屋で録音されました。
そもそも住むつもりでヨーロッパを回っていた時に、自分自身が日本を
知らないことに気付き、大事と思っていた日本の中身が無かったそう。
そこで、昔の文化が今も根付いている京都へ。
生活を通して文化を知りたいと思っていたそうで、住む家も
第2次世界大戦前の家にしようと思ったのだとか。
今夜の選曲: SELECTED FUTURE IS LOVE / Conguero Tres Hoofers
今週のゲストは、渥美幸裕さん。
Conguero Tres Hoofers(コンゲイロ・トレス・フーファーズ)の
ギタリストです。Conguero Tres Hoofersは日本人の3人バンドで、
ギター、パーカッション、そしてタップの編成!
世界でも他に類を見ないバンドを作りたくて、この3人になったそう。
変ったバンド名ですが、それぞれの楽器のキーワードを並べたもので
Conguero→コンガ、Tres→ギターの原型、Hoofers→タップの世界の
言葉で馬のひづめ(フーフィン)からきているんですって。
今夜の選曲: JAPANESE MUSIC / Conguero Tres Hoofers
Conguero Tres Hoofers(コンゲイロ・トレス・フーファーズ)の
ギタリスト、渥美幸裕(あつみ・ゆきひろ)さんです。
■プロフィール■
1981年生まれ。浜松出身で横浜育ち。2002年より、アーティストの
レコーディングやライブのギタリストとしてのキャリアをスタート、
2010年にConguero Tres Hoofersを結成。2011年、1st アルバムが
iTunes Music StoreのJAZZチャートで1位を記録。
また、ライフワークとして子供達にジャズを聴かせる活動を行っています。
今回のポッドキャスティングは、9月16日から9月20日放送分、
海洋研究開発機構ジャムステックの高井研さんです。
今週は、海洋研究開発機構ジャムステックの高井研さんをお迎えしました。
海洋研究を最初に始めたのはアメリカ。軍事目的で有人潜水艇を作ったそう。
そのあとロシア、フランス。そして4番目が日本。
でも、技術的には、いま日本はトップなんだそうです。
最後に、高井さんに夢をうかがいました。
「深海に行くのが楽しくなってきました。
もっと深海に潜りたい、知らないところに行きたい、
深海は行ったところの方が遥かに少ない。
でも、分かったような気になっていて、潜ると
傲慢な思い上がりを打ち砕かれ、新しい感動が生まれます。
だから、本当に人が行ったことが無いところに行って、
その感動を皆さんに伝えたいのです。」
今夜の選曲: HUACRACOCHA / ERIC SERRA
しんかい6500で世界中の深海に潜る微生物ハンター、
海洋研究開発機構ジャムステックの高井研さんがゲスト。
地球上では温暖化、地震…さまざまな自然現象が起きていますが
海底では何が起きているのでしょう?
実は、基本的に地球は、46億年もの間、冷え続ける一方。
なぜなら、二酸化炭素が大気中から徐々に減っているから。
(今は人為的気に二酸化炭素が増えているので温暖化。
基本的に冷えているんだそう。)
そして、二酸化炭素の減りを抑えているのは、実は海底の微生物たち。
表面でプランクトンが光合成をし、それが死んで海底に沈み、
分解して、もう一度、二酸化炭素にしてくれているのが海底の微生物!
それが戻せなかったら、もっともっと早く地球は冷えていて
あっという間に氷の星になっていた可能性があるんですって!
地球の環境は、深海の微生物によって、制御されているんです。
今夜の選曲: La Raya / ERIC SERRA
深海に住む生き物…気になりますよね。
「深海の微生物は高温にいるので変ったのが多い!」と
海洋研究開発機構ジャムステックの高井研さん。
イカが光るのも、実は微生物が光っているから!
深海に行くと栄養も少なく厳しい条件なので、生物と微生物が
共生して何かを作り上げて行くことが多いんですって。
生物は地球のエネルギーを直接利用出来ない(エネルギーを作り出せない)
ので、微生物にエネルギーを作ってもらってそれを利用しているそう。
無機物から有機物を作れるのは、植物と微生物。
地上は植物のおかげで成り立っていて、深海は微生物のおかげ。
これを高井さんは「暗黒のエネルギー」と呼んでいらっしゃいます。
世界の深海には、この暗黒のエネルギーが広がっていて、それを思うと
光じゃないエネルギーは宇宙に満ちあふれていて、
深海の微生物を研究することは、宇宙の生命の広がり、可能性を
調べることに直結している!とのこと。
深海は、宇宙に繋がっているのです!!
今夜の選曲: Sailing To Death / ERIC SERRA
しんかい6500で世界の海に潜っている
海洋研究開発機構ジャムステックの高井研さん。
思い出に残る最高の潜航は・・・
インド洋で新しい熱水地帯を探しに行ったとき、こんな生物がいるに違い
ないと予想し潜りに行ったのに、天候が悪くなかなか潜れなかったそう。
ところが最終日、2時間だけ潜れることになり、予想していた深海生物を
見つけ、アームで捕獲した時に、これまでの苦労が走馬灯のように思い
返されたとか。
著書「微生物ハンター深海を行く」(イーストプレス)には
調査の舞台裏や研究者として情熱が綴られています。
深海に興味を持ったきっかけ…深海には地上には無い高温の熱水活動
があって、400度を超えるような熱水が吹き出ているんだそう。
そこに住む微生物こそ、この地球に誕生した最初の生命ではないかと
言われているので、それを確かめたかったそう。
知らない、見たことも無いから、知りたい世界…。
人間が深海にひかれる理由は、そこのあるのでは?
今夜の選曲: Watergames / ERIC SERRA
しんかい6500で世界中の深海に潜る微生物ハンター、
海洋研究開発機構ジャムステックの高井研さん。
しんかい6500とは、その名前ずばり6500mの深海まで
潜れるから、しんかい6500!去年、中国が7000mまで
潜れるのを作ったので、現在世界第2位なんだそうです。
しんかい6500は3人乗り。2人はパイロットで研究者が1人。
高井さんが所属するジャムステックは、世界で最強の海の
研究機関。世界の海をまたにかけて研究しているので
高井さん曰く「海賊だ!」。
今夜の選曲: The Big Blue Overture / ERIC SERRA
しんかい6500で世界中の深海に潜る微生物ハンター、
海洋研究開発機構ジャムステックの高井研さんです。
ジャムテックとは、深海と微生物、その役割りなど、
たっぷりおうかがいします。
■プロフィール■
1969年京都府生まれ。京都大学大学院農学研究科水産学専攻博士課程を
修了し、97年に海洋研究開発機構(JAMSTECジャムステック)の
研究員になられ、2009年より 深海・地殻内生物圏研究プログラム
プログラムディレクターおよび、プレカンブリアンエコシステムラボ
ユニットリーダーでいらっしゃいます。
今回のポッドキャスティングは、9月9日から9月13日放送分、
ゲストは京都造形大学教授で、触れる地球企画開発者の竹村真一さんです。
今週は、丸の内にあるMCフォレストで行った番組公開収録の模様を
お届けしました。
ゲストは京都造形大学教授で、触れる地球企画開発者の竹村真一さん。
世界およそ70ヶ国を旅されてきた竹村さん。東京では出来ない体験も
たくさんされてきたそう。
ITが進むと実体験しないのかと言われるそうですが、この触れる地球で
地球に興味を持ってもらって、実体験をしに世界へ行ってもらえればと
思っているそうです。
どんどん進化する、触れる地球。
世界の日常を次々UPしていく「地球歳時記プロジェクト」を計画中。
たとえば、いま世界ではどんな花が咲いているかなど。
もっと地球は面白いんです!!
今夜の選曲:FOR NO ONE / UAKTI
触れる地球企画開発者の竹村真一さんは、京都造形大学教授でも
いらっしゃいます。
10〜15歳は、一番、宇宙や哲学的なことに興味を持つ年頃で、
でも社会のプレッシャーは感じていません。
でも、20歳前後の子供は、自分の未開さを抱えきれないくらいの重さで
毎日行きていて、たとえばどうやったら仕事になるのかなど考え悶々と
しています。彼らはいろいろな窓を求めているそうです。
まだ彼らの前には、未然形だったり、モノの可能性がたくさんあります。
地球規模でいうと20世紀人には考えられなかった全く新しい発想で
解決出来ることがたくさんあるそう。
たとえば、太陽のエネルギーで人類がやって行ける時代が、こんなにも
早くやってくるとは!しかも2050年までにヨーロッパはアフリカと組ん
で自然エネルギー100%でやっていける社会を作ると言っているそう。
その他にも、地球は自転をしている(ある場所では夜、裏では朝)ので、
電力のピークシフトを使って、たとえば日本がピークの時にインドでは
余裕があるので送電してもらう…。
そんな風に地球規模で未来をデザインしていくことも可能になります。
今夜の選曲:ELEANOR RIGBY / UAKTI
竹村真一さんが代表を務めるEarth Literacy Programでは、
新たなメディアのプラットフォームづくりを目指している、と
いうことで、これまでにもいろいろ面白いことをしていらっしゃいます。
例えば「どこでも博物館」。
地球全体をミュージアムにして、地球をもっと楽しく歩いて行こうという
プロジェクト。
たとえば日比谷。400年前は海の一部で日比谷辺りでスマホを操作すると
400年前の景色が写し出されるという仕組み。
過去への想像力と、未来への想像力を、それぞれの場所で、スマホで
ミュージアム化していこうというものだそう。
今夜の選曲:ACROSS THE UNIVERS / UAKTI
竹村真一さんが開発した、触れる地球。
大きさは、10000万分の1なんだそう。
この10000万分の1というスケールに意味があるそうで、たとえば
空気の層は10キロなので触れる地球で考えると1ミリ、
スペースシャトルは約300キロ上空に行くので触れる地球で3センチ、
これに対し、お月様は38万キロなので38メートル。
そう考えると、宇宙に行ったといってもスペースシャトルと月面着陸では
どれほど違うのか…スケールが実感として分かりますよね。
今夜の選曲:HERE COMES THE SUN / UAKTI
丸の内にあるMCフォレストで行った番組公開収録。
今回のゲストは京都造形大学教授で、触れる地球企画開発者の竹村真一さんです。
およそ1mの大きさ、世界初のデジタル地球儀「触れる地球」。
宇宙時代と言われているのに、未だ子供たちは16世紀(信長の時代)の
地図、メルカトルの地図で学んでいます。それはおかしいのでは?という
ことから21世紀の地球儀を作ったそうです。
リアルタイムの雲の画像や渡り鳥たちの渡りの貴重な追尾情報、
温暖化のシミュレーションなどを写し出す、まさに21世紀ならではの
地球儀です。
今夜の選曲:WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS/UAKTI
先日、丸の内にあるMCフォレストで行った番組公開収録の模様を
お届けします。
ゲストは京都造形大学教授で、触れる地球企画開発者の竹村真一さんです。
■プロフィール■
1959年生まれ。東京大学大学院文化人類学博士課程を修了され、
96年に制作したウェブ作品Sensoriumが、電子アートの登竜門
アルス・エレクトロニカでグランプリを受賞。
そして、世界初のデジタル地球儀「触れる地球」をはじめ、
ITを活用したさまざまな社会実験プロジェクトを推進されて、
地球や環境の研究をしていらっしゃいます。
今回のポッドキャスティングは、9月2日から9月5日放送分、
元日産グループCレース監督、日産GT-Rプロジェクト総責任者、
水野和敏(みずの・かずとし)さんです。
元日産グループCレース監督、日産GT-Rプロジェクト総責任者、
水野和敏さんが今、キックオフしたいと考えている「生きる力プロジェクト」。
日本の<おもてなし>と<匠(たくみ)>は素晴らしいと水野さん。
旅館の女将が、お客さんを玄関までお迎えしてお見送りするまでの
気遣い…。海外では考えられない、ありえないとのこと。
また、手に職があるという意味では同じの匠とクラフトマンシップは
まったく逆。クラフトマンシップは、己の欲、地位、名誉のために
腕を磨くこと。匠は、自分はボロは着ていても自分が作ったものを
三代先まで使ってもらえるよう心を込めて作ること。
学校で教えられることも無いのに、日本人はすごい!と水野さんは
おっしゃっています。
今夜の選曲: DRIVE MY CAR / HUMBLE PIE
■■■プレゼントがあります(募集は締め切りました)■■■
水野さんの最新本「非常識な本質」(フォレスト出版)を3名様に。
ご応募は、番組ブログ左上の「Request&Message」からお願いします。
締め切りは9月6日(金)、当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。
元日産グループCレース監督、日産GT-Rプロジェクト総責任者、
水野和敏さんは、レースも開発もイベントも50人で、
そして10億円+αでやっていたそう。
他の車メーカーが250〜300人体勢、50億〜60億円の時代にですよ!
人数がいて、お金があればいいというものではなく、ある意味、
人の数と、お金と時間の多さは組織をダメにするとおっしゃっています。
みなさんにも、経験があるのではないでしょうか?
何かを始める時は少人数の方がいい…。
感性で言葉にならない何かで仕事をするから、最高のものが出来るんだ
そうです。
今夜の選曲: DRIVE MY CAR / SOULIVE
今週のゲスト水野和敏さんが手掛けた車、GT-R。
でも、それは常識との戦いだったそうです。
水野さん曰く…
常識は過去の成功例を元に、組織や集団を統制するルール。
人を管理するための言葉。
非常識とは未来。まったく誰も知らない未来に手を染めること。
非常識で未来に手を染めたとき、失敗する確率が高まるけど
失敗しない手があって、それは「本質」でやること…。
今夜の選曲: DRIVE MY CAR / BOBBY MCFERRIN
今週は、元日産グループCレース監督、日産GT-Rプロジェクト総責任者、
水野和敏さんをお迎えします。
世界的にも活躍されている水野さん。よくドイツの方が言うそうです。
「アウトバーンが、なぜ速度無制限なのか?
制限を付けたらドイツは日本車で埋め尽くされるだろう。」
まさに車はナショナリティ、お国柄が出るそうです。
ハイブリッド、電気、水素…ガソリンを使わない車がどんどん出ています。
でも、これはすごく危険な状態に陥っている、と水野さん。
エコロジーとは何が徳で何が損か…損益分岐点を明確にしないと
メーカーのエゴロジーに変っていくとおっしゃっていました。
今夜の選曲: DRIVE MY CAR / BEATLES