2014年02月28日
3月3日から7日のゲストは
華道家の前野博紀さんです。
ガレキをアートに!旅するクジラ、花は人なり人は花なり、被災地での
活動など、たっぷりとうかがいます。
■プロフィール■
1970年福井県生まれ。2000年より草月流に師事し、2006年、独立。
「花匠前野 花教室」をオープンさせ、個展、大型作品創作などの活動、
また芸術家としての創造の場を広げる一方、「平成のはなさかじじぃず」
メンバーとして、東日本大震災復興支援活動も行っていらっしゃいます。
華道家の前野博紀さんです。
ガレキをアートに!旅するクジラ、花は人なり人は花なり、被災地での
活動など、たっぷりとうかがいます。
■プロフィール■
1970年福井県生まれ。2000年より草月流に師事し、2006年、独立。
「花匠前野 花教室」をオープンさせ、個展、大型作品創作などの活動、
また芸術家としての創造の場を広げる一方、「平成のはなさかじじぃず」
メンバーとして、東日本大震災復興支援活動も行っていらっしゃいます。
今週は写真家、白井亮さんをお迎えしました。
「半島Peninsula」など撮っていらっしゃる白井さん。
これから撮りたいのは?
「新しいことをやるのも一つの魅力ですが、今、この時代に残しておか
ないといけないものを、自分の視点で捉えた方がいいんじゃないかと
思うものがあるので、それを丁寧に普遍的な写真として残したい。
今、行きたいのは山形の飛島(とびしま)!」
今夜の選曲: FAIR GAME / CROSBY,STILLS&NASH
写真家、白井亮さんは地元の福島県いわき市小名浜で昨年10月に
開催された「小名浜本町通り芸術祭2013」でも、「桜の森 夜の森」の
写真展示をされました。
実はNYでも「桜の森 夜の森」写真展を開催。NY在住の日本の方曰く
入ってくる情報は瓦礫などニュースでやっていることばかりで、桜の
話しは入ってこなかったそうで、この写真展は希望的なニュースとして
とても喜んでいたそうです。
白井さんはこれからも故郷、いわき市そして小名浜の写真を撮っていく
そうで、人、港、魚、野菜…風評被害もあるので、元気づける写真を
撮りたいとおっしゃっていました。
今夜の選曲:HAVEN'T WE LOST ENOUGH?
/ CROSBY,STILLS&NASH
写真家の白井亮さんは、東日本大震災後、2012年から移動写真展
「桜の森 夜の森」プロジェクトをやっていらっしゃいます。
白井さんの故郷は福島県。震災の原発事故で当時警戒区域となっていた
富岡町夜ノ森(よのもり)は、桜並木の有名な場所で、地元の人からも
愛されていました。でも、今年は見れないねぇなんてしゃべっているの
を聞き、ならばと、写真におさめ、写真展を開催。
しかも、写真展だと各地に避難していて来れない方も多いので、トラック
を改造して、中に写真を飾り、移動写真館として各地を巡ったそうです。
今夜の選曲: JUST A SONG BEFORE I GO
/ CROSBY,STILLS&NASH
白井亮さんが写真家として参加されているイベント「半島のじかん」は
今日で終わってしまいましたが、サイト「半島 Peninsula」では半島の
写真や旅の記録を見ることが出来ます。ぜひ、のぞいてみてくださいね!
この写真に写っている日本酒は、能登半島にある松波酒造の大江山酒。
嶋さんが撮影をしている時に、ボトルのデザインをやり直したいという
おかみさんの相談から、プロジェクトのアートディレクターがデザイン
を担当し、モダンに生まれ変わったそうです。
半島には資源や物産など魅力的なものはたくさんあるのに、どうやって
世に送り出していいか…その手段が分からなく、模索している方が
多いそうです。
今夜の選曲:YOU DON'T HAVE TO CRY
/ CROSBY,STILLS&NASH
今週のゲストは写真家、白井亮さんです。
松屋銀座のデザインギャラリー1953で明日まで開催されている
半島のじかん2014「半島の台所」展。
白井さんが撮影された写真が壁いっぱいに展示されています。
国土交通省と半島振興室が主宰しているイベントで、半島の地域振興
のために2011年から年に一度開催されている開催。
半島のことをみなさんに知ってもらうとともに、半島の地元の人にも
あらためて良さを分かってもらおうというイベントです。
国交省が半島振興が必要だとしている半島が23半島あり、白井さんは
1年に2つの半島を取材していらっしゃるそうです。
今夜の選曲:HELPLESSLY HOPING
/ CROSBY,STILLS,NASH&YOUNG
写真家、白井亮さんです。
イベント「半島のじかん」、写真展「桜の森 夜の森」、ふるさと福島
など、おうかがいします。
■プロフィール■
1979年福島県いわき市生まれ。2003年大阪芸術大学写真学科卒業後、
広告代理店のスタジオを経て2007年上田義彦氏に師事、2011年独立。
現在はフリーランスとして雑誌、広告などの撮影を手がけながら作品を
撮り続けていらっしゃいます。
今回のポッドキャスティングは、2月17日から2月21日放送分、
博報堂ケトル代表取締役社長、クリエイティブ・ディレクターの
嶋浩一郎さんです。
今週は博報堂ケトル代表取締役社長、クリエイティブ・ディレクターの
嶋浩一郎さんをお迎えしました。
本の話しをしてきた一週間。最後は小黒さんからこんな質問。
・・・本はどうすれば売れるのか?
「本屋B&Bをやっていて思うのは、売り方を工夫すればいいのでは。
例えば、オリンピック期間中は普段なら売れないような国旗図鑑を
レジ横に置いたり、CMで話題になっている歌手の本を置いたり…。
ちょっとした工夫で本との出会いを演出すればいいんです。」
今夜の選曲: SOMETHIN' STUPID
/ FRANK SINATRA,NANCY SINATRA
博報堂ケトル代表取締役社長、クリエイティブ・ディレクターの
嶋浩一郎さん。実は雑誌も出しているんです!
その名も「ケトル」。
2014年4月に創刊し、好調!昨年12月号の「タモリさん特集」で増刷
したそうです。
雑誌の休刊や廃刊というニュースを耳にする中で、なぜ雑誌を?
「世の中にムダなものがいっぱいあった方が幸せだなと思っています。
カルチャー誌が休刊に追い込まれているけど、カルチャー誌こそ
複数あるべきだなと思っていて、誰も作らないなら自分が頑張ろう!」
今夜の選曲: MORE / FRANK SINATRA
本屋大賞って聞いたことありませんか?
本屋大賞を参考に、本を買ったことがある方もいらっしゃるのでは?
博報堂ケトル代表取締役社長、クリエイティブ・ディレクターの
嶋浩一郎さん、実は本屋大賞の立ち上げメンバーでNPO本屋大賞
実行委員会理事でもいらっしゃるんです。
全国の書店員さんが、お客さんが読んで面白いだろうなと思う本を
3冊推薦し、その中からまずは10作品が選ばれ、さらに絞り込むと
いう賞で、現在、二次投票が2月28日まで行われています。
今夜の選曲: WAVE / FRANK SINATRA
博報堂ケトル代表取締役社長、クリエイティブ・ディレクターの
嶋浩一郎さんは無類の本好き!3分空いていたら本屋に行くそう!
そんな嶋さん。2012年に会社で、なんと本屋さんを作っちゃいました。
場所は下北沢で、名前は「B&B」。ちょっとユニークな本屋さんで話題
になっています。
B&B=Book&Beerの頭文字、嶋さんの好きなもの2つ!ビールを飲み
ながら本を選べる本屋さんです。
嶋さんの「こんな本屋あったらいいなぁ」を実現されました。
本が約7000冊、カウンターにビアサーバー、奥にはスペースがあります。
このスペースでは毎日、作家や編集者によるトークイベントが開かれて
いるんですよ。
今夜の選曲: I LOVE YOU / FRANK SINATRA
今週のゲストは博報堂ケトル代表取締役社長、クリエイティブ・ディレク
ターの嶋浩一郎さんです。
嶋さんの会社、ケトル。
これまでの広告会社は分業型で色々な職種の人がいて、クライアントも
どこに頼んで良いか、悩む状態だったそう。
ケトルは一人のディレクターが、たとえばCMを作るとき、イベント、
プロモーションなど、クライアントの課題に対し、最も良いカタチで
対応出来るようにしているんですって。
コンセプトは「従来の広告の枠組みにとらわれない!」。
今夜の選曲: I'VE GOT A CRUSH ON YOU / FRANK SINATRA
博報堂ケトル代表取締役社長、クリエイティブ・ディレクターの
嶋浩一郎さんです。
本はどうすれば売れるのか、新たな本屋の提案…など伺います。
■プロフィール■
1968年生まれ。上智大学法学部卒業後、博報堂に入社され、
コーポレート・コミュニケーション局で、企業のPR活動に携わり、
2006年に既存の手法にとらわれないクリエイティブエージェンシー
「博報堂ケトル」を設立されています。
また、カルチャー誌「ケトル」や、ネットニュース「赤坂経済新聞」
の編集を手掛け、NPO本屋大賞実行委員会理事でもいらっしゃいます。
今回のポッドキャスティングは、2月10日から2月14日放送分、
株式会社丹青社、空間デザイナーの湯沢幸子さんです。
軽井沢にお住まいの、株式会社丹青社、空間デザイナーの湯沢幸子さん。
ストーブが中心の生活で、その燃料であるペレットを収納する
移動式の棚を手作りされました。名前は「STAND BY ME」。
ペレットを使わない時はワインラックにも!
最後に湯沢さんの夢をお伺いしました。
「人が行き交う駅やトランジット空間をデザインしたい。
点と点を結ぶ、線的なところ。たとえば道の駅もそう!
街道を作るのも、面白そう!」
今夜の選曲: STAND BY ME / JOHN LENNON
空間デザイナーの湯沢幸子さんは、軽井沢にお住まい。
東京にある株式会社丹青社までは新幹線通勤です。
元々、東京住まいでいらっしゃいましたが、大切なモノをもとめ軽井沢へ。
核になっているのは「炎のある生活」。
木の廃材チップを固めたペレットが原料の、ペレット・ストーブが
生活の中心です。炎を見つめていると、自分がシンプルになるそう。
今、自分がしなきゃいけないことがちょっとづつ感じられるんですって。
忙しくしていると大事なものを見逃しがちですが、ちょっと離れると
見えてくるものがあり、そういう間合いを作ってくれるのが、炎のある
生活なんだそう。
実は、家に名前が付いているそうで「ASSOCCA(アソッカ)」。
湯沢さんの口癖でもあり、何か気付きがある空間になればと思って
この名前に。家に名前がつくと人格のようなものが生まれ、夫婦二人と
家の、三人で暮らしているイメージだそうです。
今夜の選曲:
INTUITION / JOHN LENNON&THE PLASTIC U.F.ONO BAND
株式会社丹青社、空間デザイナーの湯沢幸子さんは、2004年から、
多摩美術大学環境デザイン学科で非常勤講師もされていらっしゃいます。
授業は「食べる」がテーマで、「食べる」を中心にした空間が実技課題
です。たとえば、都会の真ん中に畑を作る、朝ご飯だけの空間…面白い
案がたくさん出ているんだそうです。
また、有楽町献血ルームを作ったことが縁で学校と赤十字のプロジェクト
もあります。若い人から、若い人への発信。
2011年からは授業にもなり、デザインウィークでコンテナ展を開くなど
具体的な活動もされています。
今夜の選曲: CLEANUP TIME / JOHN LENNON/YOKO ONO
株式会社丹青社、空間デザイナーの湯沢幸子さんは、博物館、
医療施設など、幅広い施設の設計・デザインに携わっていらっしゃいます。
みなさんも行けるところでは…
有楽町献血ルーム。JR有楽町駅京橋口の目の前にある交通会館6階。
白を基調としたホテルのラウンジのよう。献血ルームとは思えません。
初めてでも緊張せずに、リラックスして献血が出来ます。
ネスト(鳥の巣)がテーマだそうで、優しく包んで、人の命を守り、
育んで、そして行動してもらうという空間。
JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク。
東京中央郵便局の2・3階。
東京大学に収蔵されていた学術資料(動物の骨、数理模型、鉱物、石…)
それまで表に出なかったものを無料で公開しているミュージアム。
難しいと思いきや、見る人によってはイマジネーションをかき立てる
ものばかりで、たとえば数理模型は美しくアートのように見えるそう。
現代美術感覚なのでしょうか。クリエイターのファンが多いそう。
また、東京駅が近いということもあり、サラリーマンが時間が空いた
時に立ち寄ることも多いそうです。
今夜の選曲: YES,I'M YOUR ANGEL / JOHN LENNON/YOKO ONO
今週のゲストは株式会社丹青社、空間デザイナーの湯沢幸子さんです。
丹青社は内装大手の会社で、家以外の空間=人が集まるところを
いい感じにしようと考え、実現する会社。デザイン、建築…いろいろな
分野のプロフェッショナルが集まっているそうです。
湯沢さんが手掛けた空間のひとつが、ジョン・レノン・ミュージアム。
さいたまスーパーアリーナにあった、ジョン・レノンゆかりの品・
作品を展示した初の公式な常設博物館です。2000年オープンで、
ライセンス契約の満了を理由に2010年9月30日に閉館しています。
「ここを見てほしい!」というのではなく「自分にとって一番大事な人
と来たいなぁと思ってもらえれば。」と思っていたそう。
冷え込んだ夫婦、仲違いした人と来て、出てきたらいい感じになって
いる、そんな空間を目指したそうです。
とくに思い入れのある空間は、ジョンとヨーコが出会った空間を再現した
YESの階段。
今夜の選曲: DEAR YOKO / JOHN LENNON/YOKO ONO
株式会社丹青社、空間デザイナーの湯沢幸子さんです。
空間デザインへの思い、軽井沢炎のある生活など、お伺いします。
■プロフィール■
1965年 東京生まれ。東京造形大学在学中より現在美術作家活動を始め
られ、1988年、内装大手の株式会社丹青社に入社。空間デザイナーと
して活躍される一方で、2004年からは多摩美術大学環境デザイン学科
で非常勤講師でもいらっしゃいます。
今回のポッドキャスティングは、2月3日から2月7日放送分、
スポーツドクターで株式会社エミネクロス代表、辻秀一さんです。
今週は、スポーツドクターで株式会社エミネクロス代表、辻秀一さんを
お迎えしました。
ソチオリンピックが開幕しましたが…最終日は辻メソッド的オリンピックの
見方を教えていただきました。
「一流選手は心の切り替え、ライフキルを必ず持っています。
インタビューにその人の持っている考え方が出ると思いますので
競技は真似出来ないけど、思考は真似出来るので、ぜひ、そういう
視点で、どんな思考を持っているんだろうと言うところを、日々の
生活に活かしていただいて、まさにQOLを高めていただければ!」
今夜の選曲: HUNGER / RHYE
辻秀一さんが代表でいらっしゃる会社、エミネクロス。
スポーツで社会貢献という理念のもとで活動されていらっしゃいます。
スポーツを文化にし、スポーツで学び触れる活動です。
2012年には東京をホームとする唯一のプロバスケットボールチーム
「東京エクセレンス」を結成、辻さんはGMでいらっしゃいます。
それまで企業が主体だったバスケットチーム、Jリーグのように地元に
根付いたチームを作ろうと考えたそうです。
また、車椅子バスケットボールチーム「ノー・エクスキューズ」のサポート
もされていらっしゃいます。
将来は、東京エクセレンスを中心としたバスケワールドを作っていけたら…
と辻さん。
今夜の選曲: THE FALL / RHYE
スポーツドクターで株式会社エミネクロス代表、辻秀一さんの独自の
理論:辻メソッド。ワークショップには全国から参加者が集います。
心をFLOWにする脳の使い方を2泊3日、フリーディスカッション、
講義、体感を通じて気付いていくワークショップ。
3日間終わったあと参加者は、その開放感と、見える景色が全然違うと
いうそうです。
今夜の選曲: SHED SOME BLOOD / RHYE
辻秀一さんの独自の理論:辻メソッドは、クオリティオーオブライフ
(QOL)、人生の質の向上のためにあります。
QOLに気付いたきっかけは、病院に勤めていた時に見た映画「パッチ・
アダムス」。ロビン・ウィリアムズが、実在の医師に扮した感動ドラマ
で、「ユーモアによる治療が重要」という説を実践し、医学界の常識を
覆した医学生パッチ・アダムスの半生を描いています。
辻さんはこの映画を見て、人生に質があるということに気付き、パッチ・
アダムスは笑いでQOL向上に努めたけど、自分は何で出来るだろうと考え
たときに、スポーツもQOLに繋がるのではないかと、思いついたそう。
また、辻さんはよく「FLOW」という言葉を使います。
これは1970年代にシカゴ大学のチクセント・ミハイ教授が明らかにした
理論で、人間のパフォーマンスがその時の状況に即した中で最大・最適に
発揮されている心の状態のことをいうそうです。
辻さん的に言うと、機嫌のいい状態(ゆるがず、とらわれず、あるがまま
にいる)のこと。
今夜の選曲: OPEN / RHYE
今週のゲストは、スポーツドクターで株式会社エミネクロス代表、辻秀一さんです。
スポーツ大国のアメリカは、スポーツが身近にあって文化。でも、
日本は残念ながらスポーツは体育の中に押し込まれている…と辻さん。
スポーツはクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を豊かにしてくれる、
そういう存在としてアメリカはあり、そこから生まれたスポーツ心理学や
スポーツ医学はスポーツ選手のためのものではなく、いろいろな人々の
QOLを高めるものとしてあるんだそうです。
すなわち、スポーツは…
アメリカでは文化、日本では体育。
日本では「体育の日」と「文化の日」が分かれているのも頷けます。
今夜の選曲: OPEN / RHYE