2014年05月28日
「美味しそう」ではなく、自分の感覚を言葉にし、常識を疑う
浄土真宗東本願寺派寺院 緑泉寺の住職 青江覚峰さんが
食育を伝えるために始めたブラインドレストラン「暗闇ごはん」。
その中で必ずやるのは、食べ比べだそうです。
同じような味や食感の物を2つ食べてもらい、
それらの産地、食材の色など、
何が異なっているのかを考えるというもの。
食べている人たちは、自分の体験した感覚を、
人に伝えるために様々な言葉で表現をしていきます。
すると、自然と食べている人同士が話すようになります。
「茄子の揚げびたし」は人気メニューの1つ。
青江さんはあえてその隣に、調理されたヘタを置くというのだそうです。
本来であれば、常識というものの中で食べないと認識し、
自然と捨ててしまっている部分なのに、暗闇では美味しいのだとか。
世の中の常識というものを疑い、実際に体験し感じた事で
気づくものがあると伝えたいと青江さんはおっしゃいます。
今夜の選曲: TRISTE FRAGRANCIA / 濱口祐自
staff| 20:48
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