2015年05月14日
コンサートで感じる東北の子供たちの、当時と今
渡邊悠子さんが代表理事を務める
NPO法人 「みんなのことば 」では、
東日本大震災以降は、三菱商事復興支援財団や、
エムアイ友の会(三越伊勢丹グループ)など
様々な企業からの助成で、東北でも活動されています。
東日本大震災直後、原発の問題により
屋外遊びは無くなり、お散歩も室内の廊下だったそう。
そんな中で、子供達が声を出し身体を動かす、
「みんなのことば」の音楽体験は喜ばれたのだとか。
「みんなのことば」の活動の場である幼稚園、保育園には
現在では当時の記憶がほとんどない子供が多く、
物心ついた時から仮設住宅に住んでいるのだとか。
保護者も一緒に参加するプログラムもあり
日々のストレスを抱えがちな保護者も、子供の笑顔を観て
音楽を聞くでリラックスし、笑顔が増える時間になるそうです。
さらに、継続していく事で、
忘れられていないと感じて頂けるそうです。
「みんなのことば」のプログラムでは、子供たちが自然と
身体を動かし、笑えるクラシックを届けており、
東京と東北で内容はほぼ同じ。
また、音楽を聞けるようになってきた子供たちには、
ゆったりとした情景を思い描けるクラシックを届ける事も。
今夜の選曲 :アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525
第4楽章:ロンド・ アレグロ
/ ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団