2015年06月11日
空気を読む日本と、待っていても何も始まらないアメリカ
ゲストは、生物学者の福岡伸一さん。
アメリカの人口は現在では3億に増加、
一方で日本は人口減少に悩まされています。
なぜそんなにアメリカには活力があるのか、というと、
アメリカの移民には、ほどんど全員仕事があるからだと
感じると福岡先生。
例えば、郵便物や宅配を管理し住人に直接渡す仕事や、
出されたゴミを分別する仕事など、
日本には無い仕事が沢山あります。
これがいいのか、悪いのかは別にしても、このように、
様々な場所に働くためのスロットがある事によって、
多くの人がアメリカの民として働き、納税し、
活力が増しているのだとか。
これが日本とアメリカの違いだ、と福岡先生はおっしゃいます。
福岡先生の新著「変わらないために変わり続ける」。
これは、「(大きく)変わってしまわないために、
(常に少しだけ)変わり続ける(必要がある)」という意味で、
生物にも、組織にも、町にもいえる事なのだとか。
福岡先生は、ニューヨークの生活で、
日本はいかに皆が均質で同調圧力が強いか、
「空気」が大切にされているのかという事を感じ、
一方でアメリカの、意見しないと動かない、
待っていても何も起こらない社会にストレスを感じながらも
自由の起源を感じたそう。
そんな日米の文化を比較した内容にもなっているそうです。
今夜の選曲 : LET'S FALL IN LOVE / VIC DAMONE