2015年08月05日
写真家を目指したきっかけ、そして世界で評価される作品達。
ドキュメンタリー映画、「フリーダ・カーロの遺品-石内都、織るように」が公開される
写真家の石内都さんをスタジオにお迎えしています。
高校時代に出会った東京オリンピックのポスターで、
これからの仕事はだ!と思い、平面のデザインをやろうと、
多摩美術大学へと入学。
2年からは、デザイン科の染織デザインを専攻するように。
そして写真を始めたのは、大学中退後の、
25歳前後で、全て独学だったそう。
最初の作品は、「絶唱・横須賀ストーリー」。
石内さんの6歳から住んでいた、横須賀をモノクロで撮った作品。
幼少期に群馬から引っ越し、カルチャーショックを受けた街でもあり、
自分が女性である事を認識させてくれた街でもあり。
さらに、「自分の足は今ある場所」でもあると感じ、
写真できちんとおさめないと進めない、と思った結果だとのこと。
そして、石内さんは昨年、写真界のノーベル賞といわれる、
スウェーデンの「ハッセルブラッド賞」を受賞されました。
ハッセルブラッドセンターでの展覧会コンセプトは、「女性」。
今まで撮影した中から、石内さんのおばあさまの手や、
広島の原爆で亡くなった女性たちの遺品等、
一貫して、女性にスポットをあてています。
今夜の選曲:THE ENTERTAINER / YUJI HAMAGUCHI