2015年09月04日
福島県いわき市での滞在で感じた、複雑な現状。
日本経済新聞社 編集委員の嶋沢裕志さんは、
福島県いわき市にも2014年9月に
1か月滞在され、10~12月毎週土曜の朝夕刊に
「ふるさと再訪~福島県いわき市」を連載執筆されました。
以前、岩手県陸前高田市は、嶋沢さんの先輩記者が取材し、
本にもなっています。しかし、これだけで被災地の取材を
終わらせるわけにはいかない、と、甚大な被害を受け、
今も原発の問題にも悩まされる福島県を取材することに。
いわき市に滞在し、「複雑骨折を起こしている」と感じたそう。
いわき市自体でも津波の被害を受け、さらに、
現在でも、避難した方々が多くいらっしゃいます。
被災者同士でも、原発の保証金の格差もあり、
新旧住民たちの軋轢が生じていると、と嶋沢さん。
地方の現場を数々見て、取材してきた嶋沢さん。
東京の目標にしてきた地方が、多様性を取り戻すのは
現在では難しいと感じているそう。
ミニ東京=地方都市の周りはまだ良くても、
さらに奥に行った地方の地域は、人口減少も顕著で、
存続すら難しいのは、事実です、とのこと。
今夜の選曲:KEEP THE FIRE BURNING / ANDERSON EAST