2015年09月10日
シンガポールの展覧会で感じた、アジアと現代美術。
東京都現代美術館 学芸員の藪前知子さんは、
2013年に、シンガポール国立大学美術館で開催された
国際交流基金の展覧会「Omnilogue:Your Voice is Mine」の
キュレーターを担当もされました。
「Omnilogue」は、複数の言語という造語。
これは元々、国際交流基金が若手クリエイターを
アジアで交流させるというプロジェクトの一貫。
日本の若手作家達が現地に行き、感じたことを作品にする、
というのをテーマにした展覧会になりました。
シンガポールと日本の接点というと、
どうしても"戦争"が出てきてしまいます。
しかし、その負の部分も含んだ作品になり、
「国際交流の、負の側面も含めての
内容になったかなと思います。」と薮前さん。
少し前、シンガポールでは、国をあげ、
国際的な文化的ハブになろうという動きがありました。
ただ一方で、それだけでは良いクリエーターは生まれず、
インドネシアなど、何世代にも渡り、
草の根から問題意識を持っている国の方が、
面白いアーティストが多いのも現状なのだとか。
今夜の選曲:IF / BREAD
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東京都現代美術館の企画展・
「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」の
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締め切りは、9月13日(日)12:00まで。
※当選は、プレゼントの発送をもってかえさせていただきます。
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