2015年12月31日

漁師生活の現状と、今後の養殖業の課題とは。

株式会社ウエカツ水産 代表取締役の上田勝彦さん流の
おすすめの刺身の食べ方は、朝、炊きたてのお米と一緒に!

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上田さんが漁師をされていた時は、10トン船でシイラを、
2.5トン船で鯛、伊勢海老、ウツボなどのサイクル。
今では、中高級の売れ行きも下がっているため、
高級魚だけ採っていては生活できないのが現状なのだとか。

今後の養殖業の課題は、「餌となる魚粉と魚油」だそう。
養殖魚も食べているもので、味も匂いも変わります。
そのため、魚粉と魚油の匂いは課題で、
どこの何を選ぶかは本当に大切なのだとか。

海外では陸上養殖も出てきていますが、
日本で養殖する時は、区画漁業権がしっかりしているため
外部から新規参入ができなくなっています。

また、上田さんは、
「漁師、加工流通、消費者のそれぞれの役割が
 あやふやになってきている事も、今の水産業の弱体化に
 関係してきている」とも。

今夜の選曲:AIN’T IT A DRAG / ELO

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2015年12月30日

後世に残していきたい魚を食卓へ。

株式会社ウエカツ水産 代表取締役の上田勝彦さんも
参加されている、家庭内魚食推進の
「47fish プロジェクト」が動き出しています。
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「47fish プロジェクト」は、47都道府県の海・山・川の幸を通して
生産者の姿勢が伝わり、日本の後世に残していきたい魚を
食卓に届けるプロジェクトです。
このプロジェクトには、日本の食を立て直したい、という思いで
様々な業界のメンバーが携わっています。

最近上田さんか感じるのは、「食卓は魚だけでない」ということ。
もともと日本の伝統的な魚料理は、野菜との相性に弱いのだとか。
そこで、1種の魚で1つの料理ではなく、魚の仕組みや様々な調理法で、
多くの魚を食べてもらえるようになってほしいそう。
オンラインで魚を購入することができます!
47fish公式webサイト

「漁師にとってさえ、魚ってもともと身近なものじゃないんですよ。
 種類も多くて、食べ方も多いんですよ。
 さらに、アドバイザーだった魚屋さんも減っています。
 だからこそ、アドバイザーのような役目が必要なんだと思います」
「47fish プロジェクト」への思いを語ってくださいました。

今夜の選曲:WHEN I WAS A BOY / ELO

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2015年12月29日

分かりやすい魚しか食べていない!

現場と水産庁の両方を経験された、
株式会社ウエカツ水産 代表取締役の上田勝彦さん。

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現在では、生産サイドの問題だけでなく、
消費サイドの問題も出てきています。
日本にいる5000種類の魚類のうち、一般的に
流通しているのは300種類(魚介類含めると500種類)です。
ただ、80%以上の日本人が、スーパーでしか魚を買わず、
“分かりやすい魚”しか食べていません。

上田さんの2冊目の本「ウエカツの目からウロコの魚料理」は、
自国で獲れる魚を食べて生きて行くための
“上田さんからのメッセージ、魚の哲学”が詰まっています。
「レシピ本ではなく、メッセージ本です。
 今一番日本の食料政策の中で一番欠けているのは、哲学です!
 言葉が多いですが、日本語で是非読んでほしい」とのこと。

今夜の選曲:FAULT LINE / ELO

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2015年12月28日

おかずから嗜好品へ。減り続ける魚食。

上田勝彦さんが代表取締役を務め、
日本人の食卓と魚をつなぎ直すというのが
株式会社ウエカツ水産 です。

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魚の外食店は増えているように感じますが、
日本家庭の食卓に並んでおらず、
消費量は減って横ばい、さらに減少している状態です。
原因は、魚の調理法がわからず、
おかずから嗜好品への変化となったのでは、と上田さん。

上田さんの出身地の島根県出雲市は
海には接しておりませんが、
祖父は養蚕、父は畜産、という家庭で育ち、
ご自身は幼い頃から水産業に興味があったそう。

そのため、学生時代から漁船に乗り、漁師をされていました。
そして大学卒業後、高齢化による船の縮小で働くことが難しくなった時、
水産庁で働くことを周りに勧められたとか。
こうして上田さんは現場からの問題意識を持ち、水産庁へ。

今夜の選曲:ALL MY LIFE / ELO

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2015年12月25日

12月28日から1月1日は、

株式会社ウエカツ水産
代表取締役の上田勝彦さんをお迎えします。

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日本の水産業の現状や、
「47fish プロジェクト」のお話、たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1964年、島根県出雲市生まれ。
長崎大学水産学部を卒業後、漁師を経て水産庁へ勤務され、
今年3月に、株式会社ウエカツ水産の代表取締役に就任されました。
また、東京海洋大学で客員教授を務め、
47fishプロジェクトをされるなど、
“魚の伝道師”として様々な活動をされています。

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2015年12月25日

【Podcasting 第460回 】指出一正さん

今回のポッドキャスティングは、
12月21日から12月25日(12月23日除く)放送分、
雑誌ソトコト編集長の指出一正さんです。

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2015年12月25日

広がるソーシャルインクルージョン。工夫と余白を楽しむ社会へ。

ゲストは、雑誌ソトコト編集長の指出一正さん。
2015年に注目されたのは、ローカルの他にも
「ソーシャル インクルージョン」があります。

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「ソーシャル インクルージョン(社会的包摂)」とは、
社会の多様性、お互いを認め、いろいろな人が暮らしやすい
社会にしていこうというもの。
ソトコトでも、「みんなの多様性」という特集を組んでいます。

指出さんは、取材を通して感じたことは、
「この業界が元気で若い」ということ。
ローカルも最初取材して感じたのも同じことで、
今後目を向ける世の中の流れになっていきそう、とも。

宿泊の形も多様化し、日本橋にある
「IRORI HOSTEL and KITCHEN」のような、宿泊だけでなく、
そこでの人との繋がりを求める宿が増えているのだとか。
「手に届く幸せという意味で、ゲストハウスはダイレクトで、
 今の若者は魅力を感じるのかもしれません」と指出さん。

釣りが趣味の指出さんは、
自然の中の文化も楽しくなっていると感じるそう。
中山間地域にも良いカルチャー、新鮮味のある若者の文化が
届いてきているのだとか!

「お金がないからこその工夫が面白いんでしょうね。
 余白のある、計画性の無さが、刺激的に見えます」とも。

今夜の選曲:O COME ALL YE FAITHFUL / ART GARFUNKEL

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2015年12月24日

新しい価値観を提供するユニークな本屋さんとは?

ゲストは、雑誌ソトコト編集長の指出一正さん。

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ソーシャルな時代になった今、
世界が注目するの場所は、ポートランド。
自由な雰囲気で、クリエイティブな人たちが住む
ポートランドの熱は、高止まりの状況!
まさに、売り切れで在庫がなくなった号は、
ポートランド特集と地方の仕事特集など。

ユニークな「本屋+〇〇」な本屋さんが増える昨今。
神楽坂のセレクトショップ「la kagu(ラカグ)」では、
指出さんが選ぶ 10冊の、エコで、ソーシャルな本が販売されています。
本を愛する気持ちが伝わってくる「かもめブックス」
森岡 督行さんが手がける1冊しか取り扱わない
「森岡書店銀座店」も素敵な本屋です。

「情報ではなく新しい価値観を手に入れる場所として
 本屋さんが提案できる時代になってきましたね」と指出さん。

今夜の選曲:SILENT NIGHT / HOOTERS

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2015年12月22日

増え続ける新しい移住の形と、注目される東京のローカル。

雑誌ソトコト編集長の指出一正さんを
ゲストにお迎えしています。

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最近、Uターン、Iターン、そしてRターンも出てきました。
血縁だけでない “縁”を、その土地に感じ、
その新しい繋がりを求めて地方へ行くというもの。

来年1月5日発売のソトコト2月号「新しい移住の形」では、
ペンターン女子(半島移住をする女子)も紹介されています。

来年2016年のロハスデザイン大賞のテーマは、
「ローカル・ロハス・デザイン」。
地方・地域だけでない新しいローカルを提案し、
ローカルだからこそ発展する繋がりや活動を通して
真意を見つめよう、というのが指出一正さんの思い。

東京でのローカルでは、面白いのはやっぱり清澄白河。
ギャラリーカフェ「gift_lab GARAGE LOUNGE & EXHIBIT」のように、
新しい場所に人が集まる空間を作るのが上手な人たちが
集まっているのだとか。
また、「上野桜木あたり」というプロジェクトも注目です!
谷根千や神楽坂のような、もともとある場所に、
新しい人たちが来て、既存の文化を引き継ぎ、
新しい価値観で未来につなごう。という流れなのだとか。
他にも、奥多摩も徐々に若者が集まってきているそう!

今夜の選曲:THE LITTLE ROAD TO BETHLEHEM / JUDY COLLINS

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2015年12月21日

2015年注目されたのは、ローカル。進む価値観の二極化。

今週は、雑誌ソトコト編集長の指出一正さんをお迎えし、
2015年の振り返り、2016年のテーマを伺います。

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今年のキーワードは「ローカル」。
地方をテーマにした号は多く、読者の反応も良かったそう。

きっかけは、2012年に島根県と共に開始した
「しまコトアカデミー」。これは、首都圏に暮らす、
クリエイティブ思想をもつ若者と
島根県のマッチングを行うプロジェクトです。
現在4期目に突入し、25名ほどが
Iターン、Uターン、もしくは島根県で
事業を起こすという流れを起こし、大成功!

もともと地味な印象だった島根県。
今では、美しい肌ランキングで1位を取り、
クリエイティブ思想な女性たちに人気の場所になりました。

外国からの観光客が、日本の地方の魅力を発見する場合も。
各地域の魅力的なゲストハウスの情報を入手し、
何ヶ月も滞在するというという海外観光客もいるそう。

「モノを得て豊かさを感じるヨーロッパ的な価値観と、
 モノでないところで豊かさを感じるアジア的な価値観が
 混在している世の中になりましたね」と指出さん。

今注目なのは、広島県!中山間地域で山が多く、
特色豊かな地域が多いのだとか。

今夜の選曲:MELE KALIKIMAKA / POI DOG PONDERING

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2015年12月18日

12月21日から12月25日(12月23日除く)

雑誌ソトコト編集長の指出一正さんをお迎えします。

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2015年の総括、そして2016年のテーマとは。
たっぷりと伺います。

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2015年12月18日

【Podcasting 第459回 】安倍昭恵さん

今回のポッドキャスティングは、12月14日から12月18日放送分、
ファーストレディーの安倍昭恵さんです。

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2015年12月18日

日本の代表として世界へ。日本に関心を持ってもらうためには。

今年を振り返ると、「人の意識が動いている」
と感じた1年だった、とファーストレディーの安倍昭恵さん

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訪問する国、施設などについては、
事前に外務省の方たちと相談をされるそう。
「私は海外に一緒に行かせてもらう時は、日本の代表として、
 日本に少しでも関心を持ってもらったり、
 少しでも好きになってもらえるように、と考えています。」

さらに、NGO・NPOなど世界各国で働く女性たちを
心から尊敬されているという昭恵さん!
以前、番組にご出演頂いた、NPO法人
「ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会」
の代表:名知仁子さんとも交流をお持ちだとか。

今夜の選曲:花紀行 / 荒井由実

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2015年12月17日

女性の社会進出を支援する学校とは?

昨年7月に女性の社会進出を支援する
講座型スクール「UZUの学校」の主催もされている
ファーストレディーの安倍昭恵さん

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もともと東京・神田にあるお店「UZU」の2階で
少人数でやっていた意見交換会を、もっと多くの人と一緒に、
と、ご自身が校長を務め開校することになったのだとか。

一緒に学び、一歩踏み出す勇気を持ってもらいたいと、
様々な講師をお招きし、より本音で話してもらっているそう。
受講資格は、49歳以下の女性。年齢制限を設けた理由は、
より若い世代に対する会にしたい、という思いから。

「モヤモヤしている女性がたくさんいるんですよ。
 女性が活躍する時代だからこそ、先が見えなかったり、
 選択肢がたくさんあるからこそ、悩みも増えるのかなって。」
と昭恵さんはおっしゃいます。

米国のファーストレディー、
ミッシェル・オバマさんとも交流のある昭恵さん。
お互いに、多くの女性に、教育のチャンスを、という
教育の重要性への意識を共通してお持ちだとか!

今夜の選曲:ONE MORE KISS / 松任谷由実

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2015年12月16日

女性目線だからできる農業と想いのこもった日本酒作り。

山口県下関に「昭恵農場」をお持ちの
ファーストレディー、安倍昭恵さん
日々の作業は現地スタッフにお任せているそうですが、
田植えと稲刈りは必ず出向かれるそう。

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この農場は無農薬・有機栽培。
白米として収穫したものは、昭恵さんのお店
「UZU」(東京・神田) で提供されています。
さらに、酒米としても使われ、会津若松の末廣酒造で
日本酒”やまとのこころ”も作っています。

会津と長州の関係は、未だに良いとは言い切れません。
そこで、まずは国内の関係をよくしていくことを考え、
この日本酒、”やまとのこころ”を作ることになったのだとか。

また、昭恵さんは
女性未来農業創造研究会」にも参加されています。
一昨年より、農作業着コレクションなども行い、
若者に農業への関心を持ってもらえるようにと、
ご尽力もされています。

日々の料理や食材の買い物で、
食に直結している農業に関心をもつ女性は多く、
消費者の立場を考えられる女性たちの活躍も
徐々に増えてきているのだとか。

今夜の選曲:ACACIA / 松任谷由実

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2015年12月15日

世界で感じた学歴コンプレックス。

ゲストは、最新著書「「私」を生きる」を発売された
ファーストレディーの安倍昭恵さん

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意外にも、学歴コンプレックスがあったという昭恵さん。
世界各国で首脳夫人に会い、プロフィール交換をした際に
立派な経歴に圧倒されてしまう自分に気づいたとか。

その後、フルマラソンを経験し、
やろうと思えば何でもできる、と思えたそうで、
社会人対象の大学院へ進学されました。
専門は社会学で、ミャンマーの「寺子屋」
についての研究をされていました。

1000年以上歴史があり、かつては
大学の機能まで担っていたミャンマーの寺子屋。
現在では貧困層の子供たちの教育機関になっており、
昭恵さんも支援されています。

今夜の選曲:瞳を閉じて / 松任谷由実

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2015年12月14日

最新著書「私を生きる」に込めた思い。

ゲストは、ファーストレディーの安倍昭恵さん
最新著書「「私」を生きる」が発売されました。

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この著書は、昭恵さんのこれまで歩んできた道、
今やっていること、発信したいことなど、
様々な思いが詰まっており、
1年以上の年月をかけ完成されたそう。

歴代首相夫人の活動は様々ありましたが、
メディアが取り上げないことが多いのも現実。
そんな中、昭恵さんはFacebookなどを通じて、
活動の報告を発信されています。
昭恵さんのfacebookページ

また、家庭内野党とも呼ばれる昭恵さんですが、
家庭ではやさしく旦那様を癒すことも
大事にされているそうです。

今夜の選曲:やさしさに包まれたなら / 松任谷由実

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2015年12月11日

12月14日から12月18日は

ファーストレディーの安倍昭恵さんをお迎えします。

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世界を舞台に活動されている
原動力とその思い、たっぷり伺います。

■プロフィール■
日本のファーストレディーとして、世界を舞台に活動され、
ミャンマーの学校:寺子屋の設立、農業や地域親交、
女性の社会進出支援に尽力されていらっしゃいます。

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2015年12月11日

【Podcasting 第458回 】福岡伸一さん

今回のポッドキャスティングは、12月7日から12月11日放送分、
生物学者の福岡伸一さんです。

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2015年12月11日

今、読むべき本とは?そして、来年の目標は?

生物学者:福岡伸一先生が今回、
「今、読むべき本」にあげるのは、
「ネアンデルタール人は私たちと交配した」
(スヴァンテ・ペーボ著/文藝春秋)。

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2万数千年前存在したネアンデルタール人は、
以前は私たちの祖先だと考えられていましたが、
今では、違う種族であり、我々と交流しつつも、
我々が滅ぼしたと言われています。

なぜこのように変わったか、というと、この本の著者、
スヴァンテ・ペーボ博士の発見がきっかけ。
化石の中から、ネアンデルタール人の骨を削り、
その中のDNAを分析したところ、
一部の現生人類の中にネアンデルタール人のDNAが
混じっている事を発見されたのだとか。

来年2016年の福岡先生の目標を伺うと、
「日本にせっかく本物のフェルメールがきたので、
 新しいフェルメール展を行いたいと思います!」とのこと。

今夜の選曲:WATCHING THE WHEELS / JOHN LENNON

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2015年12月10日

フェルメールの絵がついに日本に!

生物学者:福岡伸一先生は、音楽もお好きで、
世界的チェリストのヨーヨー・マともお知り合いです。

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ヨーヨー・マとの出会いは2000年ごろ、
東大寺の大仏前でのライブ。
彼はハーバード大学出身で、生物の知識も豊富で、
ハエの話で盛り上がったのだとか!

さらに、先生は旅もお好きで、
最新著書「芸術と科学のあいだ」では、
時代を超えた空想の旅に
出かけることができます。

福岡先生の大好きな画家:フェルメール。
そのフェルメールの絵「聖女プラクセディス」が、
日本人に落札され、国立西洋美術館に寄託されています。

なんと、この絵が落札されるきっかけは、
福岡先生の日経新聞にしていた連載記事だったそう!
フェルメールの”オタクネットワーク”で、
フェルメールの絵がオークションに出品されることを知った
福岡先生は、その事を記事に書かれました。
すると、その記事をご覧になった方が、
ロンドンまで買い付けに行かれて、見事落札!

「フェルメールを日本に迎えるきっかけの一端を
 お手伝いできて、嬉しく思います!」と福岡先生。

今夜の選曲:OH MY LOVE / JOHN LENNON

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2015年12月09日

プロの読者を育てる学校とは?

生物学者:福岡伸一先生が校長を務める
「福岡伸一の知恵の学校」
11月26日に開校しました。
ここは、プロの読者をを育てる会員制の学校です。

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書物はインターネットとは違い、著者の思考が、
時間の経過の中で熟成されたものが書かれており、
時間が本の中には流れている、と福岡先生。

以前は、書を捨てて外に出よう、と言われていましたが、
今の若者は、そもそも本を持っていません。
そのため、ある一定の基礎学力として本を勉強してもらいたい、
という福岡先生の思いから、学校を作ることに。

講座の内容は、それぞれの書き手に自著の中で
一押しの本を持ってきてもらい、自身の思いを語ってもらったり、
さらには、自身の思考、時間軸を形成した本を紹介してもらう、
というもの。本の読み方を共有し、”プロ読者”を育て、
本の面白さを再発見したい、というのが目的だとか。

「本が今後どういう形になるにせよ、
 本というものはずっと存在することは間違いないので、
 知の復権を求めよう、ということかな」

どなたでも参加していただける「福岡伸一の知恵の学校」
テキストや検定もあり、”プロの読者”である証の
ブックマイスターを目指すことができます!
「福岡伸一の知恵の学校」webサイト

今夜の選曲:TWIST AND SHOUT / BEATLES

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2015年12月08日

話題の春画展で感じる、現代の性の在り方。

最新著書「芸術と科学のあいだ」が発売されたばかりの
生物学者:福岡伸一先生。

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芸術といえば、今年は女性たちのあいだで
「春画」が話題となり、現在、銀座の
永井画廊で開催中の「春画展」にも
多くの女性が来場されています。

大英博物館での春画展も女性が多かったそう。
生命全体の歴史を見れば、最初の10億年以上は
メスしか存在していませんでした。
しかし、より優秀で美しい個体を生むため、
メス同士の情報交換としてオスを作ったとされています。
「春画の中にある笑いは、性を笑い飛ばすという、
 本来のおおらかさがあるのモノだと思いますね。」
と福岡先生。

日本では今年、渋谷区で同性カップルの
パートナーシップが話題となりました。
最近のニューヨークでは、
「Ladies and gentlemen "and others"」
と言うほどに、進んだ環境になっているそう。

続いて話は、アメリカの政治の話へ。
ドナルド・トランプ氏はウケてはいるものの、
色物感は否めないそう。次期大統領候補と言われる
ヒラリー・クリントン氏に関しては、
完璧すぎる女性像が反感を買う部分もあるのだとか。

今夜の選曲:WOMAN / JOHN LENNON

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2015年12月07日

芸術的センスのある人は、理系に向いている!?

生物学者:福岡伸一先生の
最新著書「芸術と科学のあいだ」
11月30日に発売されました。

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こちらは、日経新聞で連載されていたコラムを、
加筆改良し、書籍化されたものです。
カラーの絵や写真も入っていて、
文庫と新書の間という読みやすい大きさ!

日本では、中学高校で文系と理系に
分けられてしまいます。
ですが、この世代の勉強の適正で
若者の理系の道を絶ってしまうと、
才能を摘んでしまう可能性がある、と福岡先生。

生物学では、そこまで難しい数学は少なく、それよりも
細胞を三次元的に把握できるセンスが必要だとか。
「そのセンスは、高校くらいの仕分けでは見えてこない、
 ある意味、”芸術的センス”とも言えるわけですね。
 言葉でなくても、形や色の中に”美しさ”が見える人は
 理系に向いていると私は思いますね。」

今夜の選曲: I SHOULD HAVE KNOWN BETTER / BEATLES

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2015年12月04日

12月7日から12月11日は

半年ぶりのご出演となる
生物学者の福岡伸一さんです。

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最新著書「芸術と科学のあいだ」のお話を中心に
たっぷりと伺います。

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2015年12月04日

【Podcasting 第457回 】ダグラス・ワキウリさん

今回のポッドキャスティングは、11月30日から12月4日放送分、
ソウルオリンピック 男子マラソン銀メダリスト:ダグラス・ワキウリさんです。

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2015年12月04日

大好きな音楽と、出身国ケニアの未来。

現役の練習でよく音楽に助けられたという
ソウルオリンピック男子マラソン
銀メダリストのダグラス・ワキウリさん。

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趣味が高じて本格的なレコーディングをして
CDを作った事も!現在ナイロビでも
音楽活動を続けられているそう。
アフリカでは、辛いと思った時に明るい音楽で
心を元気づける人たちが多いようで、
暗い音楽がお葬式の時だけなのだとか。

以前は、南アフリカの曲が流行っていましたが、
今ではナイジェリアがアツい!とワキウリさん。
さらにナイジェリアは、次のハリウッドになるのでは、
というほどの勢いを感じるそう。

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一方、出身国ケニアはスポーツ以外はまだまだ、
とワキウリさんはおっしゃいます。
政治に関する問題や、農産物のアップダウンもあったり、
国づくりに多くの人が努力している段階だとか。
来年8月下旬には、日本が主催する
アフリカ開発会議がナイロビで行われます。

今夜の選曲:YOU’RE SIXTEEN(YOU’RE BEAUTIFUL
         AND YOU’RE MINE) / RINGO STARR

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2015年12月03日

大統領夫人のコーチを務めるほどの、華麗な経歴!

ソウルオリンピック男子マラソン
銀メダリストのダグラス・ワキウリさんを
お迎えしています。

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収録の時のワキウリさんの服には、
「ファーストコーチ」の文字が。
これは、ケニア大統領夫人のコーチを務めている
ワキウリさんのみが名乗れる肩書きです。
ケニア大統領夫人の練習は本格的で、
早朝トレーニングや合宿を行うほど!

1987年の世界選手権ローマ大会で、ケニア人として、
初のマラソン金メダルを取得したワキウリさん。
他にも、ソウルオリンピック銀メダル、
ロンドンマラソン優勝、英国連邦大会金メダル、
ニューヨークマラソン金メダルなど、ケニア人として
初となる記録、メダルをたくさん獲得しています。

その経歴には、日本でトレーニングした事が
大きく影響していると、ワキウリさんはおっしゃいます。
ケニア滞在中でも、日本での経験で得た考え方を持ち、
マラソンの指導にも当たっているのだとか。

今夜の選曲:ACT NATURALLY / RINGO STARR , BUCK OWENS

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2015年12月02日

ケニアの大統領夫人が走る理由とは。

ソウルオリンピック男子マラソン
銀メダリストのダグラス・ワキウリさんは、
ケニアのマーガレット・ケニヤッタ大統領夫人の
コーチも務める、ファーストコーチです!

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ケニア大統領夫人がマラソンをする理由の1つには、
妊産婦と乳幼児の死亡率を下げるキャンペーン、
「BEYOND ZERO」があります。

今年8月には、大統領夫人が主宰している
チャリティーマラソン
「ファーストレディー・ハーフマラソン」のPRのため、
大統領夫人とワキウリさんは一緒に皇居一周をされました。
次回の第3回は、来年3月にナイロビで開催されます。

「BEYOND ZERO」では、ケニア47県全てに、
移動式の診療所を設置する事を目指しています。
現在では、およそ32台購入されています。

大統領夫人の活動は大きく広がり、
国内では女性ランナーが増えています。
「いい事ですよ。あと数年で、多くの女性の健康が
 良くなっていくと思います」とワキウリさん。

今夜の選曲:HEY BABY / RINGO STARR

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2015年12月01日

日本から届けられた靴でマラソン!子供達に、健康、学校、夢を。

11月21日有明で開催された
「DREAM AS ONE.×スマイルアフリカ
プロジェクト ランニングフェスティバル」

こちらに、ソウルオリンピック男子マラソン
銀メダリストのダグラス・ワキウリさんも
参加していただきました。

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プロジェクトは7年目を迎え、
日本でも浸透してきています。
さらに、ナイロビ近郊にあるスラム街:キベラでは、
靴が配布されるだけでなく、学校できて、
勉強が出来るようになりました。

また、2010年に発足した
「キベラランニングクラブ」も継続しています。
将来的にはオリンピックのような
大きな舞台を夢見てほしい、とワキウリさん。

子供が労働力と思われている現地でも、
今では子供の健康状態が良くなり、病気をしなくなった事で、
親が率先して、子供を練習に出すようになっています。
「ただ靴を配るのではなく、マラソンを通じて、
 走る、勉強、夢を持ってもらう、という事が大切です」
とワキウリさん。

有明で開催された「DREAM AS ONE.×スマイルアフリカ
プロジェクト ランニングフェスティバル」
は、
2~5名が1組で3時間をつなぐ駅伝方式でした。
ケニアには、このようなマラソン方式はないそう。

今夜の選曲;IT DON’T COME EASY / RINGO STARR

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