2016年02月03日
全国で開催するリノベーションスクールと、育つ賃貸住宅。
株式会社メゾン青樹の代表取締役の青木純さんは、
全国でリノベーションスクールを展開する会社、
「Renova Ring」の経営にも携わっていらっしゃいます。
参加者は、不動産のプロ、主婦、学生など様々!
東日本大震災後に、北九州の小倉でスタートし、
半年に1度のペースで開催され今年3月で10回になります。
リノベーションスクールとは、街づくりの実践者、
街の担い手を探し、育成するのが目的。
実際の空き家に対する事業計画を数日で作り、
最終日に大家さんに提案します。大家さんが気に入れば、
実際に資金計画が立ち、実施されます。
スクールを開催するたびに、街が少しずつ活性化されるのだとか。
その例の1つに、雑誌ソトコト1月号の表紙になった
“Hostel and Dining "Tanga Table”。
老朽化が進んだ北九州・旦過市場の近くに作られ、
市場の素材を食べ、人とのつながりを持ちながら
街を感じるという場所です。
2014年にグッドデザイン大賞を受賞した、
育つ賃貸住宅「青豆ハウス」 。
“時間の蓄積で、価値が上がる物件”を目指したそう。
現在は、青木さんご家族と、7世帯が住んでいます。
入居者が受け身にならないように、
体験型のイベントを組みながら募集を行ったのだとか。
管理や清掃も住人たちで行い、共有部分にはピザ釜を作るなど、
街とのつながりも大切にされているそう。
「長屋みたいで、“懐かしい未来”の家です」と青木さん。
今夜の選曲:うつくしいとしること / SOGGY CHEERIOUS