2016年03月22日
へなちょこな自分でいい!健康社会学とは?
今週は、健康社会学者の河合薫さんを
スタジオにお迎えしています。
心理学は個人にスポットを当てて、
個人の心の強化を目指します。
一方で、健康社会学は、
個人と環境の関連性にスポットを当てる学問。
そのため、”へなちょこな自分で良い”と河合さん。
「不安だけど一歩前に進もうという、
環境作りをゴールにしているのが、健康社会学です」
健康社会学者である河合さんは、働き方や
職場の人間関係を取り上げた講演を数多くされています。
最近では、部下と上司の力関係が逆転したり、
部下も上司との関係性に悩むなど、
少し前の職場環境とは異った問題も。
さらに、河合さんは研究者の1人として、1対1で
リアルな声を聞く、フィールド調査を大切にされています。
「こういった研究って、量的な研究になって、
量的で見えてきたものは、ある程度の納得感を持つんです。
でも、リアルな言葉や個人の心模様を知っていかないと、
本当の数字の意味、問題点を知る事は難しいんです。」
と河合さんはおっしゃいます。
実際に河合さんがインタビューした人数は、600人に迫るそう。
今夜の選曲:MICHELLE / DAVID AND JONATHAN