2016年03月25日
日本が抱える介護問題。個人と環境の間でうまれる歪みとは。
健康社会学者の河合薫さんは、
日本の「介護問題」にも注目されています。
昨年、お父様を癌で亡くされた河合さん。
お父様は癌が見つかる直前まで、全国で
ゴルフを楽しんでいるほど元気だったそう。
しかし、癌が見つかり入院すると、1週間で
あっという間に老人になってしまった、と河合さん。
この時に河合さんは、”プレ介護状態”を経験。
「この接し方で良いのか、これで良いのかって。
何より、健康や医療に知識のある自分が、
今まで言っていた理論が
信じられなくなる状況にぶつかりました」
と河合さんが当時を振り返ります。
全体の平均的な数値だけで、政策を進めている今、
個と環境の間で歪みが生まれる危険性がある、
と河合さんは感じているそう。
”穴あけ勉強法”は、小さい子から、受験勉強などを控える中高生、
さらには、考える力が求められるサラリーマンまで、
たくさんの人が対象になっています。
「私のやってきた事が皆さんの元気になればいいなっと思って
本を書かせていただきました。自由に考える事ですね」と河合さん。
今夜の選曲:FROM RUSSIA WITH LOVE / MATT MONRO