2016年08月15日

絵と絵の間の文脈を読む。レンブラントのリ・クリエイト展が開催中!

生物学者の福岡伸一さんは、
生命とは何かを解き明かしていますが、
ここ数年は『芸術と科学の間』という本も出されるなど、
科学の観点から、芸術を楽しく解き明かしていらっしゃいます。

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画家が書き上げた当時の色、大きさなどを
デジタル的に再現するという、
“リ・クリエイト”の開発もされています。
現在公開中なのが、17世紀に活躍した、
オランダの画家、『レンブラント』のリ・クリエイトです。
レンブラント リ・クリエイト展2016 (そごう美術館)

9月4日まで開催している『レンブラント リ・クリエイト展2016』は、
夏休みである現在、中学生以下は無料になっています。
リ・クリエイトの教育的効果は絶大だ、と福岡さんはおっしゃいます。

「本物ではありませんが、ある意味、本物を超える本物なんです。
 彼の描いた順番に、勢いのある時から没落して、
 無一文になって死んでしまうまで、展示されます。
 絵はフレームの中にあるわけですけれども、
 その絵と絵の”間”の文脈も大事なわけです。」
1人の画家のストーリーを身近に感じる事ができるのが、
教育効果となり、描かれた当時を再現している事も、
絵に興味がある子供にはまた興味を引くものである、とも。

今夜の選曲:LEY PARK / VALENSIA

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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