2016年11月01日
20年かけて作りあげた、墨絵の新しいスタイル。
墨絵アーティストの茂本ヒデキチさんをお迎えしています。
茂本さんは、金剛力士像をよく描かれるそう。
「もともとアスリートなど、肉体を描くんです。
墨で肉体を描くと、独特のタッチになるので、
金剛力士像描いたら面白いなぁって思って」
基本的には、A3ほどの画仙紙に、1つの作品を
5分ほどで描くことができるそう。
ですが、完成の1枚を仕上げるために、
1週間ほど時間をかけて、何枚も同じ絵を描かれるのだとか。
現在のタッチになるまで、20年ほどかかった、と茂本さん。
「アスリートを描く時には、その方をずっと見て。
写真を描くのではなく、ほとんどイメージに近い感じですね。
山水画など伝統的な墨絵も素敵なんですが、新しいことをしたくて。
漫画のようだねって言われるのは嬉しいです」
描く時もなるべく早く心がけ、
計算ではできない”汚れ”なども、
茂本さんの絵ならではの、”スピード感”につながっています。
今夜の選曲:IMMIGRES / BITIM REW / YOUSSOU N’DOUR