2016年11月08日
マラソンとの出会いで変わった人生。世界記録を打ち立てるまで。
アテネパラリンピック
男子マラソン金メダリスト、高橋勇市さん。
幼少期は、元気で活発な男の子でした。
「高校ぐらいで視力が落ちていって、
自分の殻に閉じこもるようになっていったんです。
でもマラソンと出会って、大きく変わりましたね。」
当時生活していた石垣島で始めた自己流の練習は、
タクシーが伴走者の代わりだったとか!
「いつも買い物を付き合ってもらっている
タクシーの運転手さんが、伴走もしてくれるって言うので。
最初、タクシーの後ろをエンジン音と聞きながら
走っていたんですけど、急停車とかすると、ぶつかっちゃって。」
タクシーの前も走ってみたのですが、
段差などで転ぶことも多く、タクシーでの伴走は断念!
2004年のアテネパラリンピック以来、
3大会連続出場されている高橋さん。
ですが、3つあった視覚障がい者マラソンのカテゴリーが
1つになり、2008年北京では16位。(全盲クラスでは2位)
4年前のロンドンでは、7位でした。
「弱視の選手をどんどん抜くために、練習を強化しました。」
現在51歳の高橋さん。
その若々しさはトレーニングの賜物のようです。
今夜の選曲:I WAS MADE TO LOVE HER / STEVIE WONDER