2016年12月27日
今一度考えたい、メディアリテラシーとグットコミュニケーション。
先日、日経BP社より著書『よい謝罪』を発売された、
株式会社モダンボーイズ COO 竹中功さんをお迎えしています。
”笑いのプロ”である、竹中さんは
笑いの文化は、地域によって違うとおっしゃいます。
「関東は、人を笑うんです。どこかから探してきて、茶化す。
一方、関西は、自分を笑うんですよ。
だから誰よりも自分がボケたいし、 家族兄弟を明らかにして
内輪を笑うんです。“自虐の美学”って僕は呼んでいます。」
今年は、謝罪のシーンをメディアで見る機会が多くありました。
「最近でいうと、ネットのまとめサイトがありましたね。
本屋に行けば、何人ものプロの手を通っているものがありますから、
”本物を読むこと”でネットとの付き合いも上手になると思うんですけど。
読む力、リテラシーの事を、もう1回みんな気付いたんじゃないですかね」
最近では、メディアの暴力的な報道もあります。
「書く人も、書かれる人も人間なんで、
普段どんなコミュニケーションを取るかなんだと思うんですよね。
追い詰めすぎもダメで、応援してもらう余裕を持たないと、
潰れたら次探すっていうことじゃなくて、お詫びをきちんとして、
またレギュラーやCMを頂けるというのが目標なんで。」
何か起こると、早急な謝罪だけを求める事が多いというこの頃。
もう少し余裕のある”グットコミュニケーション”を取ることで
お互いに良い方向に進めていけるのでは、とも。
今夜の選曲:LITTLE RED ROOSTER / ROLLING STONES