2017年02月13日
海の撮影でいち早く気づく、サンゴの白化現象。
水中写真家の古見きゅうさんをお迎えしています。
もともとは、海に潜りたいと思うよりも前に、
魚を毎日見たいと思ったことがきっかけだったそう。
「家で魚を飼っていて、それが発展して
海に潜れば、毎日魚を見る事ができるって思って。
淡水の熱帯魚じゃなくて、海の熱帯魚しか興味がなかったんです。」
古見さんが撮影した写真集「白化現象の記録」が
日経ナショナルジオグラフィック写真賞2016のネイチャー部門で
最優秀賞を先月受賞しました。
「去年1年の中で起こった現象を記録したんですね。
フィールドは、沖縄西表島、石垣島、宮古島、
あとインド洋のモルディブですね」
珊瑚の白化現象は、昨年夏、日本でもやっと話題になりました。
ですが、古見さんはインド洋のモルディブで
昨年は2月の時点で、珊瑚の白化現象の予兆を感じたそう。
「これは、日本も夏の時期に白化が起こるんじゃないかなって
思いましたね。1つの地点だけではデータとしてわからないので、
八重山諸島の中でもいろんな場所にいってましたね」
海の中で活動する、古見さんだからこそ、
いち早く温暖化を感じる事ができるのかもしれません。
今夜の選曲:MEMORIES OF A COLOR / STINA NORDENSTAM