2017年03月01日
マジックワードは、地方とプロジェクト。
ソトコト編集長の指出一正さんをお迎えしています。
売れ行きも好調だという、現在発売中のソトコト3月号は
『地域を巻き込む ローカル プロジェクト』。
「地方と、プロジェクトっていう言葉が、
たぶんマジックワードになってきています。
今まで地方という言葉で括られていた場所が、
地域化してきてるなって感じています。つまり、東京も地域。」
この地域で、何か面白いことに関わること、
プロジェクトに参加することが、カッコよく、オシャレである
という認識になっていきているそう。
今回の表紙は、兵庫県尼崎市で撮影したもの。
写っているのは、ネガティブイメージと戦う
様々なプロジェクトを行っている尼崎の若者たちです。
このような地方のプロジェクト拡散の
そもそものきっかけを作ったのは、島根県でした。
現在では広島県でのプロジェクト、
ひろしま里山ウェーブ拡大プロジェクトで
指出さんは人材育成講座の講師として活動されています。
「ほとんど広島行ったことのない、市町村の名前も読めない人が、
はじめて広島でローカルに出会うんです。
中山間地域の課題をどう解決するか勉強していくんですが、
おかげさまで今100人くらい受講してくれています。」
プロジェクトの舞台となったのは、神石高原町、安芸太田町、
世羅町、三次市など、6つの市町村。
「例えば学生が行くと、楽しんで農業をする人たちが
美味しいこんにゃくを作っているのを見て。
農業に対する、自分の価値観が変わって。」
移住するのではなく、その街の味方になる”関係人口”を
東京で増やす活動を学生たちも出てきています。
今夜の選曲:PARIS, TEXAS / RY COODER