2017年04月19日
代表曲「島唄」のヒット、その陰に隠された葛藤と沖縄への思い。
シンガーソングライターの宮沢和史さんをお迎えしています。
宮沢さん(THE BOOM)の代表曲『島唄』のヒットで、
沖縄楽器「三線」も全国的に知らせるきっかけになりました。
当時は沖縄の方々に「沖縄のいまを歌ってくれてありがとう」と
感謝される一方で、「島唄などけしからん」という声もあったそうです。
「三線っていうのは、沖縄では床の間に飾るようなものなんですね。
そういうものをロックで振り回すというのは、タブーとされていますし、
僕もわかっていましたので、丁寧にやったつもりなんです。」
「ただ島を通り過ぎた男じゃないっていうのは
示したかったので、今でも沖縄と付き合っています。」
一番心が苦しかったと語るのは、
「島唄」のヒットで、三線の需要が増え、
材料が少なくなってしまったことだったそう。
「広い層に広まることはいいことなんだけど、
ふさわしい人にふさわしい素材が行き渡らない流れを
僕が作ってしまったとしたら、まずいことをしたぞと、、、」
そんな宮沢さんは現在、
少しでも力になれればという思いで、
三線の材料となる木の植林活動
「くるちの杜100年プロジェクト in 読谷」の
活動もされていらっしゃいます。
今夜の選曲:世界でいちばん美しい島/宮沢 和史