2017年04月26日
タンザニア・キリマンジャロの人々の暮らし
環境NGO タンザニア・ポレポレクラブ代表の
藤沢俊介さんをお迎えしています。
コーヒの産地として有名なキリマンジャロ。
現地に暮らすほとんどの方がコーヒー農家を営んでいたそうです。
しかし、2000年代に入ってから生産者価格の低下により、
コーヒーの農家を辞めていく人が後を絶たないそう。
「やればやるほど、赤字っていう状況が
生まれたらみんな辞めちゃいますよね。」
「キリマンジャロ山の若者で将来、
コーヒー農家になりたいという人は恐らく1人もいないです。
みんな山から出たいって言います。」
コーヒーの他に、現地では蜂の養蜂も盛んです。
特に日本では聞き馴染みのない、
「針なし蜂」の蜜には、プロポリスを多く含んであり、
現地では薬として用いられています。
現地の深刻な問題としてあげられるのが、診療所の人で不足。
藤沢さんが活動を行なっているテマ村では
人口4000人に対して、診療所は1ヶ所だそうです。
「そもそもお医者さんがいないんですね。
看護婦さんがたまにいるかいないかなんですが、
あまり役に立てていないですよね。」
今夜の選曲:SWEET LAS COKE/MOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO